現時点では本塁打、長打率、長打数、本塁打率、IsoP、塁打数の“打撃6冠王”

■エンゼルス 1ー0 アスレチックス(日本時間1日・アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手は31日(日本時間1日)、本拠地のアスレチックス戦で「2番・指名打者」で先発出場し、3回の第2打席で右中間への先制適時二塁打を放った。これが決勝点となった。4打数1安打1打点で打率.278。チームを約3年ぶりの「1-0完封勝利」へ導いた。3試合ぶりの本塁打は出なかったものの、今季82打点はリーグ2位タイ。打撃成績が恐ろしいことになってきている。

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 痛烈なライナーが右中間を襲う。大谷は勢いよく一塁ベースを蹴った。3回1死一、二塁、左腕・アービンから先制の適時二塁打。打球速度110.6マイル(約178キロ)のタイムリーは、そのまま決勝打となった。遊撃・アンドラスと言葉をかわし、二塁ベース上で表情を緩めた。

 大リーグ公式サイトの打撃成績は軒並みリーグ上位だ。37本塁打はもちろん、長打率.682、長打数64はリーグトップ。成績を広げれば、本塁打率9.51、長打力を評価する指標「IsoP(ISO)」は.403もリーグトップで、240塁打はリーグトップタイだ。現状でも打撃6冠王だ。

 それだけではない。82打点は両リーグトップのブルージェイズ・ゲレーロJr.に1点差のリーグ2位タイ。OPS1.051も1位のゲレーロJr.と0.027差と肉薄している。三塁打4本もトップに1本差で、申告敬遠6もトップに1個差。打撃成績を幅広く見れば、“10冠王”の可能性だってゼロじゃない。ちなみに、データ解析システム「スタットキャスト」でも、今季バレルゾーンに飛ばした59球、1打席あたりのバレル率14.6%、1打球あたりのバレル率25.8%は依然としてメジャートップだ。

 本塁打、打点など主要の打撃タイトルについて、大谷は「良い位置にいるので、もちろん(タイトルを)取りたいなという気持ちは誰しもそこら辺にいればあるかなと思います。ただ、他の選手も素晴らしい打者ばかりなので。とにかく勝てるように、まずは。そこにしっかり集中していけば、自ずと良い結果が生まれるかなと思います」と語っていた。今季の打撃成績を幅広く見ても、大谷の強打者ぶりが伝わっているものとなっている。(小谷真弥 / Masaya Kotani)