中村はメキシカンリーグで最多勝、最高勝率の投手2冠「投げている感覚も良かった」

 元日本ハムでメキシカンリーグの「マリアッチス・デ・グアダラハラ」に所属する中村勝投手が8日(日本時間9日)、米カリフォルニア州サンディエゴで行われたパドレス-エンゼルス戦の観戦に訪れた。2019年末まで日本ハムで広報兼通訳を務めていた青木走野氏とともに観戦。日本ハム時代の先輩、ダルビッシュ有投手の今季8勝目を見守り、「さすがだなと思いました。すごい投球を見させてもらえて嬉しかったです。ああいう舞台で活躍しているのは凄いなと思いました」と刺激を受けた様子だった。

 春日部共栄高時代に「埼玉のダルビッシュ」と呼ばれた中村は2009年ドラフト1位で日本ハム入り。ダルビッシュが2011年オフにメジャー移籍するまで2年間チームメートだった。「いつ見てもすごい先輩。一緒にキャンプ前の自主トレで練習をさせてもらって、練習法を近くで見させてもらっていた。自分の土台というか参考にさせてもらっています」。この日スタンドから見た投球も格別だった。

 後輩にあたるエンゼルス・大谷翔平は指名打者制のない交流戦で欠場。それでも、日頃から刺激を受けているようだ。「メキシコで野球をやっている人たちも翔平のことを知っていて。素性を聞いてきたりとか、いろんな話をしてきてます。世界クラスに有名なんだなと思いました」。大谷が2018年オフに受けたトミー・ジョン手術は、中村も2017年に経験している。「同じ手術をしたということもありますけど、努力だったり、自分の物を出せているところはすごいなと思いますね。怪我なくやってもらいたいです」。

 中村は2019年オフに日本ハムを退団。今年5月に開幕したメキシカンリーグ公式戦で9試合に先発登板し8勝0敗、防御率3.25。最多勝と最高勝率の2つのタイトルを獲得した。「チーム自体も良かったので、自分自身も納得のいったシーズンになりました。結果もそうなんですけど、投げている感覚も良かったです」。NPB復帰を目指し、大リーグで活躍する両雄からの刺激を力に変える。(小谷真弥 / Masaya Kotani)