セレモニーの最後にはチームメートたちから背番号と同じ9回胴上げされる

■巨人 11ー1 ヤクルト(23日・東京ドーム)

 今季で現役を引退する巨人の亀井善行外野手が23日、本拠地・東京ドームで行われたヤクルト戦後に引退セレモニーに臨んだ。この日は5回に代打で登場し、三ゴロ。ファンに見守られたセレモニーでは涙を流しながら「亀井善行、引退します。原監督、コーチの皆さん、チームメート、スタッフの皆さん、長い間、共に戦えたことを感謝します。本当にありがとうございました」と語った。

 セレモニーでは、高橋由伸氏、日本ハムの小笠原道大1軍ヘッドコーチ兼打撃コーチ、アレックス・ラミレス氏、西武の内海哲也投手からビデオメッセージが流れ、坂本勇人内野手から花束を手渡された。

 挨拶に立つと「優勝、日本一、たくさんの経験をさせていただきました。怪我、不振、地獄も味わいました。全て経験してきたつもりです。こんなにたくさんの経験をできたのもチームスタッフの皆さんの支えがあったからです。皆さんがいなければ、ここには立っていないですし、1人では這い上がってこれなかったです。全てのチームスタッフの皆さんに感謝します」と、17年間支えてくれたスタッフへの感謝の思いを伝えた。

 さらに「ファンの皆さん、今シーズンはいいプレー見せられず、本当に申し訳ありません。心が折れそうになったことも、何度も、何度もありました。その心を繋ぎ止めてくれたのは、ファンの皆さんの温かい拍手でした。あの歓声がもう聞けないと思うと寂しいです。本当にファンの皆さん1人1人に頭を下げたい気持ちです。本当に温かいご声援ありがとうございました」とファンへの思いも口にすると、万雷の拍手を浴びた。

 そして、スピーチの中では後輩たちへの熱いメッセージも伝えた。「心技体、揃わないとプロの世界では通用しないと身にしみて感じました。若い選手たちには心技体全てにおいて強い選手になってほしいと願っています」と語る亀井。「(吉川)尚輝、ポジティブにかんばれよ。(松原)聖弥、あんたは天才だから、もうちょっとだけ頭使っていけよ。きっしゃん(岸田行倫)お疲れ。(坂本)勇人、あとは任せた。3000本目指して頑張ってください」とユーモアも交えて語った。

 最後は場内を一周すると、三塁ベースからサヨナラ本塁打を連想させるように、仲間達の待つ本塁ベースへ。そこで背番号と同じ9度、胴上げされ、笑顔を浮かべていた。(Full-Count編集部)