内野陣は怪我さえなければ昨季と変わらぬ布陣か

 阪神は2022年の開幕戦を、昨季Vチームのヤクルトと戦う(京セラドーム)。昨季終盤に逆転を許して優勝をさらわれた悔しさを、まずは開幕カードで晴らせるか。今後も新外国人の獲得や、春季キャンプ、オープン戦を通じて戦力に変動があるのは間違いないが、現時点での開幕スタメンを“最速”で占う。

 内野手の起用は、昨季と大きく変わらないか。昨季ルーキーながら盗塁王も獲得した中野拓夢を遊撃に、二塁に糸原健斗、三塁に大山悠輔、一塁にジェフリー・マルテが有力。春季キャンプでは4年連続12球団ワーストの失策をどれだけ改善できるかが課題となるだろう。

 外野は、昨季の実績から見れば中堅は近本光司、右翼は佐藤輝明が本命か。佐藤輝は終盤大きく成績を落としたが、前半戦の結果を見れば誰もが期待を寄せる。試合の流れを変えられる一発は魅力的だ。

 不透明なのは左翼手か。昨季91試合に先発したジェリー・サンズは自由契約となり、今季は2年目のメル・ロハス・ジュニア、飛躍が期待される3年目の井上広大、小野寺暖らの争いとなる。スイッチヒッターのロハス・ジュニアは右打席を苦手としており、若手の右打者が頭角を現せば、相手投手次第で起用法が変わる可能性もある。その他にも高山俊、江越大賀、ベテラン・糸井嘉男も控えており、外野最後の1枠をめぐるポジション争いは熾烈を極めるだろう。

 捕手は梅野隆太郎を選んだが、先発マスクは坂本誠志郎との競争となりそうだ。昨季は梅野が130試合に出場したが、終盤は坂本に出場機会を譲った。主将に就任した坂本が打撃面で成長を見せれば、正捕手が入れ替わる可能性もあり得る。

 一昨年は西勇輝、昨年は藤浪晋太郎が務めた開幕投手には、昨季初の2桁となる13勝で最多勝と最高勝率の2冠に輝いた青柳晃洋を選んだ。

 打順も大きく変動することはなさそうだ。昨季終盤こそ島田海吏が1番を務めたが、リードオフの基本線となるのは近本と中野の“俊足コンビ”だろう。3番には昨季チームトップの出塁率を記録したマルテ、4番には大山を据えた。昨季は29試合で糸原が5番を務めたが、やはり力強い打撃が持ち味の選手を置きたい。(Full-Count編集部)