昨年は外国人選手の離脱で低迷も、今年はバリエーション豊富に

 V奪回へ向け、巨人が補強を着々と進行させている。年が明けた5日、元パイレーツのグレゴリー・ポランコ外野手の獲得を発表。クリーンアップを任せられるメジャー通算96本塁打、98盗塁の大物は、2014年に松坂大輔投手(当時メッツ)から特大弾を放ったことも。左翼での起用が濃厚だが、巨人には他にも外野手のレギュラー候補が多数おり、熾烈な争いが幕を開ける。

 順調にいけば昨年、規定打席に到達した松原聖弥が右翼、ベテランの丸佳浩が中堅を担うことになり、そこに“現役メジャーリーガー”のポランコが加わる。打撃も一流とあり、4番・岡本和真のあとの打順に大きな期待を寄せられる。

 だが、昨オフFA加入し、リハビリ中の梶谷隆幸も黙ってはいないだろう。他にも実績十分のウィーラーや実力未知数の新外国人・ウォーカーもいる。状態を見極めながらの起用になるが、外国人選手の離脱が相次いだ昨年のように、長いシーズンは何が起きるかわからない。バリエーションは多く持っていた方がいい。

 ただ、ポランコの加入で松原や梶谷、場合によっては丸でさえも、レギュラーが“確約”されない状況になった。また育てながら勝つというチームにおいて、若手の台頭も不可欠。高卒2年目の秋広優人やパンチ力のある北村拓己も、本職ではない外野に挑戦中。割って入ってくるチャンスは十分にある。

 ポイントとなりそうなのは、一塁守備との併用だ。一塁には中田翔や中島宏之らベテランの右打者がいる。この2選手の状態によっては、外野争いをする選手たちが一塁へ回ることも十分に考えられる。ポランコの加入は外野争いだけでなく、一塁手争いも激化させ、チーム力の底上げにつながっていく。(Full-Count編集部)