今年で最後?大リーグ機構は国際ドラフトを導入したい構え

 MLB球団が国際FA選手と契約できる期間が15日(日本時間16日)から始まった。12月15日(同16日)まで。過去には昨季本塁打王のブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)やフェルナンド・タティスJr.(パドレス)らメジャーを代表するスター選手を生んでいる「国際FA市場」。今年も注目選手は多く、早くもナショナルズやヤンキースは有望株を獲得する方向で「大成功」と報じられている。

 MLBドラフト会議では米国、カナダ、プエルトリコ出身の選手が対象になり、その3か国以外の選手は国際FAとなる現制度(25歳以上、海外リーグで6年以上プレーしている選手は対象外)。米メディア「CBSスポーツ」によると、その数は現役メジャーリーガーの約30%に上るといい、ロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)やフアン・ソト(ナショナルズ)も国際FAから羽ばたいた。

 今年も注目を集める存在がメジャーの門を叩く。米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」では、まずナショナルズに注目。「天才」の異名を持つスイッチヒッターの外野手、クリスチャン・バケロと球団記録となる400万ドル(約4億5000万円)で契約したと伝えている。昨年もトッププロスペクトのひとりとされていた遊撃手のアルマンド・クルーズと契約しており「ナショナルズは2年連続で大成功を収めた」と綴っている。

 さらにヤンキースも「大成功」のケースとして紹介。MLB公式サイトの国際プロスペクトランキング1位になったドミニカ共和国出身の17歳、ロデリック・アリアスを400万ドル(約4億5000万円)で獲得したという。一方でMLB公式サイトでは、ロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)の弟である遊撃手のブライアン・アクーニャがツインズ入りすると報じた。

 日本とゆかりのある選手も契約が伝えられている。中日などでNPB通算181発を放ったトニ・ブランコ氏の息子はパイレーツへ。2017年から3シーズンソフトバンクに在籍したオスカー・コラスはホワイトソックス入りが見込まれている。

 スター選手の“供給源”ともなっている制度には、25歳未満の国際選手はマイナー契約しか結べないルールも存在。エンゼルスの大谷翔平投手もそのケースだ。一方で、CBSスポーツは今年が最後になる可能性にも言及。大リーグ機構は国際ドラフトの導入を推し進めており、現在ロックアウトして協議中の新労使協定の一部にも含まれている可能性があるという。(Full-Count編集部)