私立は授業料以外にも施設整備費などがかかる

 高校で野球部に入ったら、どのくらいの費用が必要なのか。お金の事情は、少年野球の保護者も気になるところ。最近まで2人の息子が公立と私立の高校で野球部員だった保護者の話から、授業料や施設整備費、寮費に部費など総額を比較。公立と私立では3年間の費用に5倍の違いがあった。

 進路を決める上で、費用は条件の1つになる。私立の方が公立よりもお金がかかると知っていても、どんなものに、いくらくらい必要なのか具体的には分からない部分が多い。まず、高校入学時の支払いや毎月の授業料など、部活以外の面を比べてみる。一般的な私立と公立に進学した兄弟にかかった実際の費用は以下のようになった。

○私立高校
(入学時)
入学金 12万円
施設設備費 3万円
後援会入会費 1万円
校友会入会費 1万円

(毎月の納入)
授業料 2万3000円
施設設備費 4000円
教育充実費 3000円
後援会費 3000円
校友会費 3000円
修学旅行積立金 8000円

○公立高校
(入学時)
入学金 5650円(都道府県への支払い)
学年会費 6万1000円

(毎月の納入)
授業料 9700円
修学旅行積立金 6600円
PTA会費(年間) 1万7000円

ある家族では3年間総額で私立が450万円、公立が90万円だった

 私立高校は特待生に対して授業料や施設設備費などを減額するケースがある。次に、野球部に入った場合にかかる費用を比較する。私立は寮に入る生徒も多い。

○私立高校
入寮費 4万円
寮費(朝夕2食付き) 月々5万8000円
土日昼食費 月々2万1000円
保護者会費 年間1万3000円

○公立高校
部費 月々3000円
保護者会費 月々5000円

 この他、入学時には教科書や運動着、野球部のユニホームやジャンパーなどが必要で、私立高校では20万円、公立高校では10万円ほどかかる。費用の総額は3年間で私立が約450万円、公立が約90万円と5倍の差があるという。

 私立高校の野球部は専用グラウンドや室内練習場といった設備が充実しているなど、費用負担が大きい分のメリットがある。子どもの成長は早い。少年野球の保護者にとっても、高校の進路選びは決して遠い将来の話ではない。(記事提供:First-Pitch編集部)