セイバー指標「WAR」で分析…貢献度の高い選手は?

 プロ野球の開幕からちょうど1か月がたった。まだシーズンは6分の1程度しか消化していないが、明暗が分かれているチームも。セ・リーグでは、優勝候補の呼び声も高かった阪神が大苦戦。巨人が首位を走る。各チームで選手個人の貢献度はどうか――。データで「ベストナイン」を選出。阪神からは2人が名を連ねた。

 用いた指標は、打撃や走塁、守備、投球を総合的に評価して選手の貢献度を示す「WAR(Wins Above Replacement)」。最少コストで代替可能な選手に比べて、どれだけチームの勝利数を増やしたかを示す。セイバーメトリクスの観点で分析などを行う株式会社DELTAのデータを参照した。

 投手は、巨人の戸郷翔征で「1.2」。ここまで4試合に登板し、リーグトップタイの3勝を挙げ、防御率2.89。首位を走るチームを牽引している。捕手は中日の木下拓哉が「0.7」でトップ。扇の要としてだけでなく、2本塁打12打点とバットでの貢献も光る。

 内野で突出していたのは、巨人の二遊間。遊撃の坂本勇人が「1.6」で全体でも2位。二塁の吉川尚輝も「1.4」と高数値となった。三塁は、昨季の本塁打王であるヤクルトの村上宗隆が「1.2」。一塁は、「0.7」ながら阪神の大山悠輔だった。リーグトップタイの6本塁打を放っている佐藤輝明は「0.8」で三塁では村上に及ばなかった。

 外野では、広島の西川龍馬が「1.8」で全体トップを叩き出した。リーグ2位タイの15打点と同5位の打率.3207。チームの躍進を支えている。外野の残り2枠には、「1.0」でヤクルトの塩見泰隆と「0.9」で阪神の近本光司が入った。

 球団別では、首位の巨人が最多の3人と順位を裏付ける結果に。阪神とヤクルトが2人ずつ、中日と広島が1人ずつで、DeNAは唯一の選出なしとなった。(Full-Count編集部)