セイバー指標「WAR」で分析…チーム順位には比例しない結果?

 開幕から1か月が経過したプロ野球は、早くも様々な話題で彩られている。パ・リーグでは、なんと言ってもロッテの佐々木朗希投手が完全試合を達成し、続く登板でも8回パーフェクトを演じた。一方、新庄剛志監督の就任で注目を集める日本ハムは最下位ながら、選手個人の貢献度で見ると意外な結果に……。データで「ベストナイン」を選出してみた。

 用いた指標は、打撃や走塁、守備、投球を総合的に評価して選手の貢献度を示す「WAR(Wins Above Replacement)」。この指標は最少コストで代替可能な選手に比べて、どれだけチームの勝利数を増やしたかを示し、セイバーメトリクスの観点で分析などを行う株式会社DELTAのデータを参照した。

 投手では、やはり佐々木朗が群を抜く。「2.4」は12球団を見渡してもダントツ。全体2位だった楽天の西川遥輝でも「1.9」だった。25日に出場選手登録を抹消されたものの、異次元の投球は海をも越える衝撃だった。捕手は日本ハムの宇佐見真吾で「0.5」。打撃に苦しむソフトバンクの甲斐拓也は「0.3」となっている。

 内野では、二塁で楽天の浅村栄斗が「1.4」と目立つ。遊撃は「1.0」で西武の名手・源田壮亮、各チーム流動的な三塁は、「0.5」で日本ハムの野村佑希がトップだった。一塁では、10試合以上のスタメンでみるとソフトバンクの中村晃が「1.0」だった。

 外野で圧倒的トップの西川は、打率.343、15打点とリーグ上位の打棒を発揮。守っても好プレーを連発し、ノンテンダーFAからたどり着いた新天地で躍動している。残り2枠は「1.1」で日本ハムの松本剛、「0.8」で楽天の島内宏明が入った。指名打者では、日本ハムの近藤健介が「1.2」でトップだった。

 球団別でみると、首位の楽天から3人。ただそれ以上に、最下位の日本ハムが4人も名を連ねた。一方で、昨季のリーグ王者・オリックは唯一のゼロ。エースの山本由伸が「1.3」と高数値だったが、佐々木朗にはやはり及ばなかった。(Full-Count編集部)