自身4つ目のプロリーグ、チームは守護神など重要な役割を期待

 昨季は台湾プロ野球リーグ・味全に所属し、今季は所属先が未定だった田澤純一投手がメキシカンリーグのドゥランゴ・ヘネラレスと今季契約を結んだことが5日、明らかになった。田澤は近日中にもメキシコに渡り、チームに合流する予定となっている。

 米国、日本、台湾でマウンドに上がった右腕が、今季の主戦場と決めたのはメキシコだった。関係者によれば、今年に入ってドゥランゴから獲得打診が届き、他の選択肢も含めて検討した末、メキシコでの挑戦を選んだ。チームからはセットアッパーや守護神など重要な役割を期待されているという。

 ドゥランゴはメキシコ北西部の高原にある街・ドゥランゴを本拠地とし、2016年からメキシカンリーグに参加する若いチーム。シウダードデルカルメン・デルフィネスを前身とし、今春のキャンプには元阪神の福永春吾投手、元日本ハムの今井順之助内野手が参加していた。メキシカンリーグでは北地区に所属し、同地区には元ソフトバンクのウラディミール・バレンティン外野手が所属するサルティージョ、元西武の小川龍也投手が所属するモンテレイも名を連ねる。

 メジャーの3Aに相当するメキシカンリーグは4月22日に開幕し、ドゥランゴは9試合終了時点で4勝5敗の成績。地区初優勝を目指すためにも、メジャーで388試合に投げ、21勝24敗3セーブ89ホールドという実績を持つ田澤の加入は大きな意味を持ちそうだ。

 田澤にとっては、これが4つ目のプロリーグ。昨年味全を退団した後は、筑波大や古巣のENEOSなどのグラウンドでトレーニング。「求められる場所があれば、どこでも投げたい」と話していた右腕は、4月上旬からは打者を立たせた投球練習を行うなど、実戦に向けて順調な調整を進めてきた。

 今年で36歳を迎える男が選んだ新天地。泥臭く現役を続ける田澤がメキシコでどんな投球を見せてくれるのか、楽しみにしたい。(Full-Count編集部)