新庄監督、稲葉GMらと“鉄壁外野陣”を結成 元日本ハム・森本稀哲氏が解説

 捕るのが当たり前と思われがちな外野フライ。実は、苦手意識を持っている少年野球の子どもたちは少なくない。どのように落下地点まで入ればミスが減るのか。片手でキャッチしない方がいいのか。日本ハムでゴールデングラブ賞を3度受賞した森本稀哲氏が、野球少年・少女の悩みを解決する。

 森本氏は現役時代、“ビッグボス”こと新庄剛志監督、稲葉篤紀GMとともに日本ハムで鉄壁の外野陣を結成した。2006年から3年連続でゴールデングラブ賞を獲得するなど、名手として知られている。フライを捕る精度を上げるため、野球育成・技術向上プログラム「TURNING POINT」で2つのポイントを挙げた。

 1つ目は、グラブを出しながら打球を追わないこと。上体が上がって目線がぶれるためミスしやすくなるという。また、両手を振って走るよりも落下地点に到達するスピードが遅くなるので、キャッチするまでの余裕がなくなる。森本氏は「不安なのでグラブを早めに出したくなりますが、落下地点までグラブを出さずに最後の最後に出すのが普通のフライを一番確実に捕るコツだと思います」と解説した。

 もう1つは、打球を常に自分の前に置くこと。森本氏は「自分の横のラインから後ろにボールがいった瞬間から、すごく難しくなります。後ろに追わないといけなくなるので」と説明。そして、極意として「一歩前に出て取るクセをつけると、横のラインより後ろにボールがいくことはなくなる」と明かした。

 また、動画では少年野球で疑問に上がる「片手での捕球」についても触れている。森本氏は「捕りやすいのであれば、片手でもいいと思います」と話す。ただ、最終回の2死満塁の場面でフライが来た際に両手でキャッチするのであれば、どんな打球も両手で捕球すべきと説いている。常に同じ動作をすることで、プレーの確実性が上がる。

 当たり前と思われていることを当たり前にこなせるのが、プロのすごさの1つ。名手が大切にした基本は、少年野球の子どもたちにも通じる。