左腕からの逆転4号3ランは「本当に力感のない」特大弾

■ソフトバンク 6-2 DeNA(1日・ヤフオクドーム)

 1日のDeNA戦の2回、上林誠知外野手がライトスタンド中段に特大の4号逆転3ランを放ち、チームを4連勝へと導いた。

 打った瞬間、それとわかる一発だった。DeNAの先発・今永昇太のスライダーをとらえると、打球はライトスタンドを目指して大きな弧を描いていった。「なんか……飛んでいきました。本当に力感がないというか、久しぶりの感覚でしたね」と5月9日以来の一発を振り返った。

「点を取られた後の回(裏の攻撃)で逆転できたのでよかったです。相手が左だからといって変えているものはない。今まで結果が出なかっただけ」

 この日は、試合直前に王貞治会長が入籍したというニュースが流れ、上林は「ロッカーのテレビで知りました」という。春先には熱心な直接指導を受けたが「最近はお会いしてないですが、(アドバイスされた)始動を早くすることや前でさばくことは意識しています」という。3号本塁打は内川聖一の2000本安打達成の日、この日は王会長入籍の日。お世話になっている人の節目の日には“祝砲”を忘れない律儀な選手というのは、ちょっと考えすぎか。

 次の打席では、「藤本(打撃コーチ)さんに『やってもいいよ』と言われたので」と、意表を突くセーフティバントを見せて交流戦初のマルチ安打を記録。阪神との3連戦では苦しんだが、この日の一発をきっかけに城所龍磨のような“交流戦ブレーク”を果たしていきたい。(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)