前腕部の張りなどで4度、登録を抹消され、22試合に先発

 ソフトバンクの千賀滉大投手が28日、ヤフオクドームの球団事務所で契約更改交渉を行い、3500万円増の1億6000万円プラス出来高払いでサインした。3年連続2桁勝利を達成し、大幅アップも期待されたが、今季の1億2500万円から3500万円増にとどまった。交渉後に行われた会見では笑顔もなく「日本一になりましたけど、シーズンは1位じゃなかったですし、僕個人も思うような数字を残せなかった。難しい1年だったと思うので、来年はここに笑顔で居られるようにしたいですね」と淡々と語った。(金額は推定)

 今季は開幕投手を任されながら、右肘や右前腕部の張り、右肩の不安などで4度も出場選手登録を抹消された。それでも、22試合に先発してチームトップ、3年連続2桁勝利となる13勝(7敗)をマーク。防御率3.51、141イニングで163個の三振を奪ったが、勝負所の終盤戦、西武との直接対決で炎上するなど、大事な試合で結果を残せなかった。

「開幕投手でチームに勝ちを持ってこられたのは良かった。プレッシャーとかもすごいあるので、したいとはあまり言いたくはないんですけど、でもその立ち位置ではいたいと思いますし、チームを背負ってじゃないですけど、来年以降そういう気持ちで1年間過ごしていければ、いろいろ変わってくると思う」。13勝を挙げたとはいえ、期待値は遥かに高い。千賀滉大には、真のエースとなることが求められている。(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)