ロッキーズ対ドジャース戦に招待された13歳審判のジョシュ・コルドバ君

■ドジャース 10-5 ロッキーズ(日本時間1日・コロラド)

 米少年野球の試合で起こった愚かな大人たちの大乱闘劇。主審を務め“被害者”となっていた13歳のジョシュ・コルドバ君だが、MLB審判の粋な計らいで6月30日(日本時間1日)に行われたロッキーズ対ドジャース戦に招待された。試合前に両監督からメンバー表を受け取るなどメジャーの舞台で過ごした1日をMLB公式サイトが伝えている。

 コロラド州レイクウッドで行われた7歳の子供たちの少年野球の試合で、コーチや親たちが審判を務めた13歳の少年の判定にヒートアップ。親同士による殴り合いの“大乱闘劇”へと発展し、地元警察まで出動する事態となった事件。乱闘劇に巻き込まれたコルドバ君をMLBは最大級のもてなしで出迎えた。

 MLBで審判を務めるクリス・グッチョーネ氏の粋な計らいでこの日を迎えたコルドバ君。試合直前にはグッチョーネ氏と同じ68番の審判シャツを着用しグラウンドに登場。ロッキーズ・ブラック監督、ドジャース・ロバーツ監督からメンバー表を受け取るなど素晴らしい1日を過ごした。

 MLB公式サイトは「審判たちが乱闘に巻き込まれた13歳の審判をもてなす」と見出しを付け、コルドバ君の1日を紹介。記事ではコルドバ君が「感謝しています。多くの人がサポートしてくれました。手を差し伸べてくれた皆さんにとても感謝しています。これほど大きなことになるとは思っていませんでした」と感激した様子を紹介。

 また、この試合にも出場したグッチョーネ審判は「あのニュースを知った時、ショックで残念に思い、手を差し伸べたいと思いました。今回ちょうどコロラドに戻ることになりました。当初の予定ではなかったのですが、幸運にも変更があり、ジョシュと彼の家族に手を差し伸べる完璧な機会だと思いました。『君を誇りに思うよ。君の味方だし、正しいことをしたよ』と伝えたかったんです」と語っている。

 警察沙汰に発展するほどの事件に巻き込まれたコルドバ君。それでも、MLBの計らいには感動したようで「僕だけのことにしてほしくはないです。7歳の子たちは怖かったはずです。彼らに野球があのようなものだと思ってほしくありません。野球は素晴らしいものだと、好きになってほしいです」。愚かな大人たちに負けない強い精神力で今後も野球を愛し続けていくことになりそうだ。(Full-Count編集部)