シャーザー&ハーパーが融合したような存在? 海外メディアが特集「オオタニは実在する」

 日本ハムの大谷翔平投手は12日、侍ジャパンの強化試合メキシコ戦で4打数2安打2四球1盗塁3得点と活躍し、日本の11-4での勝利に貢献した。国際試合で打撃面の実力も見せつけた二刀流のスターについて、海外メディアは今季20勝を挙げた2013年のサイ・ヤング賞右腕マックス・シャーザー投手と2015年のナ・リーグMVPに輝いたブライス・ハーパー外野手が“融合”した存在だと評価。投打両面でメジャー最高レベルの実力者と絶賛している。ESPNのスペイン語版が「日本人、ショウヘイ・オオタニは実在する」と特集している。

「打者・大谷」、そして「走者・大谷」の凄みを見せた東京での一戦は、ESPNで海外中継された。記事では「日本ハムファイターズの22歳のスターは大きな印象を残した。読売ジャイアンツの本拠地で行われた日本の侍のプレーを見にきた2万7068人だけにとどまらず、地球の裏側で彼のプレーを見ることができた人々にもだ」とレポートしている。

 特集では、日ハム10年ぶりの日本一に貢献した大谷がシーズン中に打者として打率.322、22本塁打と活躍したことに加え、投手としても10勝4敗、防御率1.86、174奪三振を記録したことも紹介。6月12日の阪神戦(札幌ドーム)で160キロ以上の速球を31球も投じた逸話も披露している。

「アロルディス・チャップマン・タイプのストレートに加えて、平均以上のカーブ、カットボール(実際にはスライダー)、スプリットもレパートリーに誇る」

 大谷の直球は、カブス108年ぶりの世界一に貢献した最速169キロの剛腕クローザー・チャップマンに匹敵するものだと指摘。変化球もハイレベルとの評価だ。そして、将来的にMLB球団が大谷と契約すれば、メジャーを代表するエース右腕と若きスラッガーを2人同時に獲得することと同義になるという。

「ハーパーが週3日間、シャーザーが週1、2度いるようなもの」

「チームのロースターにオオタニがいることは打撃面ではブライス・ハーパーが(1週間の)3日間、(投球面では)マックス・シャーザーが週に1、2度いるようなものだ。全てが同じパッケージで。全部同じ価格だ。野球チームにとっての夢ではないか!」

 特集ではこう絶賛している。24歳のハーパーは2015年シーズンに打率.330、42本塁打、99打点と活躍し、MVPに輝いたナショナルズの若きスーパースター。右腕シャーザーはナショナルズのエースで、タイガース時代の2013年に21勝3敗、防御率2.90の好成績をマークし、ダルビッシュ有(レンジャーズ)と岩隈久志(マリナーズ)を投票で抑えてサイ・ヤング賞を受賞した。今季はリーグトップの20勝(7敗)を挙げ、防御率2.97、いずれもリーグ最多の284奪三振、投球イニング228回1/3を記録した実力者だ。

 二刀流のスーパースターはピッチングのみならず、打撃面でも海外での評価を急上昇させている。メジャー挑戦時には、米国ではベーブ・ルースの再来となる夢の二刀流スターの誕生が現実味を帯びてきそうだ。