“メジャー2人”は「参加しない見込み」、チェンは「マーリンズの決定に従う」

 3月に開幕する第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の1次リーグで、韓国、オランダ、イスラエルと同じA組に入っている台湾代表について、マーリンズの陳偉殷(チェン・ウェイン)投手、元ヤンキースの王建民(ワン・チェンミン)投手は参加しない見込みだとMLB公式サイトが伝えた。

 記事では、「チェンとワンは今年の大会に参加しないだろう」との小見出しでレポート。元中日のマーリンズ左腕については「エース候補のウェイン・チェンは昨年夏に苦しんだ左肘の怪我から回復途上のため、WBCに参加するかどうかはマーリンズの決定に従うと話した」と伝えている。

 チェンはマーリンズに加入した昨季、22試合登板で5勝5敗、防御率4.96でシーズンを終えた。5年総額8000万ドル(約90億6000万円)の大型契約も1年目は結果を残せず、7月には左肘の捻挫で離脱も経験。それだけに、球団の方針に従うようだ。チェンはオリオールズに所属していた2013年もWBCには出場していない。

 一方、昨季、ロイヤルズで2013年以来のメジャー復帰を果たした王建民は、中継ぎとして38試合登板で6勝0敗、防御率4.22をマーク。しかし、8月に右腕を痛めて故障者リスト入りし、9月に自由契約となっていた。

昨季3年ぶりメジャー復帰の王建民は「メジャーリーグのロースター入りに集中」

 記事では「多くのMLBファンは前ヤンキースの先発投手であるチェンミン・ワンの存在に気づくだろう。彼はロイヤルズでまずまずの2016年シーズンを送った。しかし36歳である。彼はWBC出場を控え、スプリング・トレーニングで最後のメジャーリーグロースター入りに集中するだろう」としている。

 ヤンキース時代には、2006、07年と2年連続19勝を挙げた右腕。2013年の前回大会ではエースとしてチームを牽引し、台湾を2次リーグ進出に導いた。東京ドームでは日本戦に先発して快投し、死闘を演出。最終的には日本に敗れたが、強烈な印象を残した。しかし、今大会はWBCには出場せずに、メジャーでの最後のチャンスにかけることになりそうだ。

 前回大会では、第2回大会準優勝の韓国を抑えてオランダ代表とともに1次リーグを突破した台湾。今大会は巨人にFA移籍した陽岱鋼外野手の出場も微妙な状況で、投打の大黒柱を欠いて本番に臨むことになりそうだ。