山田200号&38連続盗塁成功、青木100号&最速1500安打、史上初11球団に負け越し

 59勝82敗2分の借金23でセ・リーグの最下位となったヤクルト。小川監督が退任し、高津新監督が就任した。一方で村上が新人王、ドラフトでは奥川獲得と明るい話題も。2019年に起こったヤクルトの10大ニュースを振り返る。

○36本塁打の村上宗隆が新人王、10代最多本塁打更新もセ・リーグ記録の184三振

 高卒2年目の村上が新人王に輝いた。36本塁打の活躍で1986年の清原和博氏の31本を超える10代最多本塁打を更新。96打点で1953年に中西太氏が記録した高卒2年目までの最多86打点も大幅に塗り替えた。一方でセ・リーグ記録となる174三振、セ・リーグ2位タイの15失策と課題も明確となった。

○山田哲人が通算200本塁打、日本記録となる38連続盗塁成功

 山田哲が節目の記録をサヨナラ満塁弾で決めた。9月4日の広島戦は7-7の同点で9回裏へ。2死満塁からレフトスタンドへ運び、史上106人目の通算200号を達成した。27歳1か月での達成は球団史上最年少。同じ試合ではシーズン33個目の盗塁を決め、昨季から続いていた日本記録となる連続盗塁を「38」まで伸ばしていた。

○青木宣親がNPB通算100本塁打、史上最速のNPB通算1500安打を達成

 青木が1週間で2つの節目の記録に到達した。5月17日のDeNA戦で史上292人目となるNPB通算100本塁打、同22日の阪神戦で史上126人目となるNPB通算1500安打を達成。通算1156試合目での1500安打達成は2011年の松井稼頭央氏を抜いて史上最速となった。

○5月にセ・リーグ記録に並ぶ16連敗、史上初11球団に負け越し

 5月14日の広島戦から6月1日のDeNA戦にかけて16連敗を喫した。1970年のヤクルトに並ぶセ・リーグワーストタイとなる大型連敗で、連敗前の2位から最下位に転落。6月29日には自力優勝が早くも消滅した。また、交流戦が始まった2005年以降では初めてとなる11球団に負け越しの不名誉な記録も作った。

○台風19号の影響で戸田球場が水没

 今年10月に上陸した台風19号の影響で2軍本拠地の戸田球場が水没した。隣接する荒川の増水でグラウンドは冠水。つば九郎もブログで「まけるもんか!!!」と投稿するなど被害が心配されたが、現在は復旧に向かっているようだ。

主砲バレンティンが退団しソフトバンクへ移籍

○館山昌平、畠山和洋、三輪正義、寺原隼人が現役引退

 館山、畠山、三輪、寺原がユニホームを脱いだ。館山は2009年に最多勝に輝くなど85勝を挙げ、2015年のリーグ優勝にも貢献した。畠山は優勝した2015年に打点王となり打線を牽引。三輪はユーティリティとして10年間活躍した。寺原は4球団を渡り歩いて、73勝、23セーブの成績を残した。

○バレンティンが退団、ソフトバンクへ移籍

 球団史上最高の助っ人がチームを去る。バレンティンは2011年に加入すると、3年連続でセ・リーグ本塁打王の活躍。特に2013年はシーズン60本塁打を放ち、1964年の王貞治氏、2001年のローズ、2002年のカブレラが打ち立てた55本を更新した。2018年には131打点で打点王にも輝くなど、主砲として9年間在籍。16日にソフトバンクとの契約が発表された。

○最下位で小川監督、宮本ヘッドコーチが退任、高津新監督が誕生

 今季は59勝82敗2分の借金23で最下位となった。昨季の2位からさらなる躍進を目指したが、5位の中日に9ゲーム差をつけられる屈辱的な結果に。小川監督、宮本ヘッドコーチの退任が決まり、2軍監督を務めていた高津臣吾氏が新監督に就任した。

○ドラフト1位で夏の甲子園準V右腕・奥川恭伸を獲得

 10月17日に行われたドラフト会議で、夏の甲子園準優勝の星稜・奥川恭伸投手を指名。巨人、阪神とのセ・リーグ3球団で競合となったが、高津新監督が当たりを引き当てた。ヤクルトが1回目の抽選で交渉権を獲得したのは、2007年の由規以来で、抽選の連敗を9で止めた。

○2015年ア・リーグ優勝決定シリーズMVPの超大物助っ人エスコバーを獲得

 メジャー通算1367安打の超大物助っ人アルシデス・エスコバー内野手の獲得に成功した。ロイヤルズ不動のショートとして活躍し、2015年にはゴールドグラブ賞、ア・リーグ優勝決定シリーズMVPに輝いて世界一に貢献。2014年にともにプレーした青木とは再び同僚となる。DeNAのエドウィン・エスコバー投手はいとこにあたる。(Full-Count編集部)