9回は松田にバント指示も「明日しっかり練習してもらう」

 21日、ソフトバンクは3-3で迎えた延長12回、満塁からデスパイネの犠飛で楽天にサヨナラ勝ち。6回途中から登板した5人のリリーフ陣が楽天打線を抑えきり、最後に投げた五十嵐亮太が今季2勝目を挙げた。

 4時間50分に及んだ熱戦は、デスパイネの犠飛で幕を閉じた。ソフトバンクは今季初のサヨナラ勝ちで連勝を4に伸ばした。試合後の工藤公康監督は、6回途中から6回2/3を被安打2、無失点に抑えたリリーフ陣を称えた。

「中継ぎがずっとゼロに抑えたことが同点にも、サヨナラにもつながった。最後に犠牲フライを打ってくれたのはデスパイネだけど、今日はリリーフ陣が頑張った日だと思う」

 監督の言葉にはなかったが、8回に見せた今宮健太の超美技からの併殺成立が、リリーフ陣を乗せてくれたのは間違いない。

 攻撃面では9回の無死一、二塁から松田宣浩に犠打のサインを出す場面も見られた。松田は二度バントをファールにして、結局三振に終わった。

「キャンプから内川君とデスパイネ以外はバントもできるようにと言ってきた。松田君には明日しっかり練習をしてもらおうと思う。まだまだ彼が絶好調というところにいっていないので、次もそういうところがあればバントをしてもらう」

 松田のみならず、打線はまだまだ本調子には程遠い。しかし、ファンに言わせれば「松田のバントなど見たくない」というのが本音だろう。だからこそ、北九州での試合を含めて2カード連続で本拠地・福岡に滞在できる間に、少しでも打線の状態を上げたいところだ。

藤浦一都●文 text by Kazuto Fujiura