米メディア指摘、エ軍は2投手獲得も「タイトル争えるチームだろうか」

 サイン盗みによる3監督の解雇、ゲリット・コール投手が投手史上最高額の9年総額3億2400万ドル(約355億円)でヤンキースと契約を結ぶなど活況を呈するFA市場……。今オフ、メジャーリーグは大きな話題が続いているが、米スポーツ専門メディア「ブリーチャー・リポート」は「2019〜20年オフシーズンの、これまでで最もガッカリする出来事」を特集。エンゼルスの投手補強について指摘し、「インパクトのある先発投手獲得に失敗している」と伝えている。

 同メディアは「MLBで投げる素晴らしい先発投手になり得るフリオ・テヘランとディラン・バンディ。彼らには申し訳ないが、(彼らは)とてもじゃないが強豪チームのローテーションでトップを張るような投手とまではいかない」と断じた。打線ではナショナルズからFAとなったアンソニー・レンドン内野手を7年総額2億4500万ドル(約268億円)で獲得し、プレーオフに進出できるチームだと考えているとした上で「けれども、この予想6人ローテーションでタイトルを争えるチームだろうか?」と疑問を呈している。

 記事は、先発が期待される6投手を列挙。テヘラン、バンディのほかにアンドリュー・ヒーニー、グリフィン・キャニング、パトリック・サンドバル、そして大谷翔平投手を挙げてこう説明した。「彼らの最大のターゲットはゲリット・コールだったということは、疑いようもない。しかし、ヤンキースと契約を結ぶと、(エンゼルスにとって)バックアッププランは用意されていなかったようだ」と説明している。

 ただ、FA市場には、ほかにも柳賢振(ブルージェイズ)やダラス・カイケル(ホワイトソックス)、ウェイド・マイリー(レッズ)らもいたが、トレバー・ケーヒルやマット・ハービーらと1年契約を結んだ昨年と同じアプローチをエンゼルスは取ったと指摘。「レンドンに大金をつぎ込んだことで生まれた期待は大きい。そして、エンゼルスは投手の面で、その期待に応えることに苦労することになる可能性がある」と伝えている。

 右肘のトミー・ジョン手術からのリハビリを終えた大谷は今季二刀流を復活させるが、イニング数や球数制限が設けられるためフル回転での投球は難しい。2014年を最後にプレーオフから遠ざかっているエンゼルス。今後、先発投手陣の補強がなされるのか、注目される。(Full-Count編集部)