4番定着の期待も勝負のシーズン「モチベーションが上がってきた」

 今季からDeNAの主将に就任した佐野恵太内野手が12日、オンライン会議システム「Zoom」を通じて報道陣の取材に応じ、「むしろトレーニングは例年よりできている」と手応えを口にした。

 プロ野球は前日11日に12球団代表者会議を開催。日本野球機構は「感染の状況を慎重に見極めながら開催のための準備が整うことを条件に、6月の半ばから下旬にかけて開幕ができるように目指すことで12球団が一致しました」とした。新型コロナウイルス感染拡大に翻弄されながらも、ようやく公式戦開幕が見えてきた。佐野は「モチベーションが上がってきました。楽しみになってます、開幕が」と笑顔をのぞかせた。

 昨季までキャプテンだった筒香がメジャー移籍。ラミレス監督から新キャプテンに任命され、さらにスタメン4番定着も期待されている。勝負強い打撃が持ち味だが、昨季までは代打での出場も多く、過去3年のプロ生活で開幕スタメンに名を連ねたことはない。「毎日必死にアピールして、毎日野球がうまくなるようにやってきた。今年も決して、調整という立場ではないと思います。毎年これといった調整のやり方がない分、こういう状況でも大きいストレスは感じていません」と前向きにとらえている。

 さらに「例年シーズンに入ると、オフにやってきた重量や回数のトレーニングをこなすことが難しくなるのですが、今年はこの期間に継続してできている。これから野球をやっていく上で、よりよい体づくりができたのかなと思います」と手応えを口にした。実際、上半身と下半身を1日置きに交互に鍛え、「今のところ数値には表れていませんが、限られたバッティング練習しかできない中で、感覚が悪くなっていないのは、トレーニングの成果かなと思います」と言う。

 主将としては「チーム全員の顔を見られていないし、一緒に練習できていない。全体練習が再開され、練習試合ができるようになったら、みんなで目標を1つにして開幕へ向かってやっていけるようにしたい」と語った。公私ともに勝負のシーズンが近づいてきた。(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)