打撃練習では左方向を意識「チームも個人的にも上がっていければ」

「走り打ち」だけじゃない。ロッテのロエル・サントス外野手が、パンチ力もあるところを発揮した。23日のソフトバンク戦(ヤフオクD)。3回の第2打席に、来日初本塁打となる勝ち越しの1号ソロを放った。

 同点で迎えたこの回。2死走者なしで打席に入ると、1ボール2ストライクからの4球目、ソフトバンク先発・中田が投じた抜けたフォークを捉えた。「いい当たりだったし、ホームランになって良かった」。快音を残した打球は、ヤフオクドーム特有のホームランテラス席を飛び越え、右翼スタンドまで運ぶ1発になった。

「興奮しているよ。勝利に繋がる活躍が出来た。状態は良くなかったんだけど、これでチームも、個人的にも上がっていけばいいと思います」と、試合後に振り返ったサントス。「走り打ち」が脚光を集めるキューバ人助っ人だが、キューバ国内リーグで通算25本塁打を放っており、1発をかっ飛ばすだけのパワーも持ち合わせている。

「状態はいいとは言えない。バッティング練習から左方向を意識しながら、自分のスイングを心掛けていた。今日は集中力も高かった。いい1日だったと思います」

 5回の第3打席でも右翼線への二塁打を放ち、貴重な追加点の足がかりを作ったサントス。4試合ぶりのスタメン起用で、その働きぶりが光った。(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)