本拠地ブレーブス戦で2回21球を投げ終え異常訴える

 メジャー30球団最高勝率を誇るドジャーズに緊急事態が発生だ。23日(日本時間24日)、本拠地でのブレーブス戦に先発したエース左腕クレイトン・カーショー投手が、わずか2回21球を投げただけで、腰の張りを訴えて緊急降板した。

 カーショーは初回を3者凡退に仕留めたが、2回から様子が急変。投球フォームには力感がなく、怖々と投げているような様子だった。ケンプ、マーカキスを打ち取って2死まで奪ったが、続くフラワーズの打席でロバーツ監督やトレーナーがマウンドへ駆け寄り、左腕の状態をチェック。首脳陣が見守る中、2球投球テストを行った後、そのまま続投したがフラワーズは四球。アダムスを空振り三振として、なんとか2回を投げ終えた。ダグアウトにゆっくりと戻ると、トレーナーと言葉を交わした後でクラブハウスへ姿を消した。

 椎間板ヘルニアを患ったカーショーは、昨季約2か月半にわたり戦列を離れた故障歴を持つ。今季はここまで腰の張りを訴えることはなく、この日まで20試合に先発し、ハーラートップの15勝2敗、防御率2.07の好成績を残していた。

 ワールドシリーズ制覇を狙うドジャースにとって、エース左腕を長期で欠くかもしれない最悪の事態となってしまった。この緊急事態を受け、先発投手の補強に走ることは必至。MLBネットワークのジョン・モロシ記者のツイッターによれば、ドジャースはレンジャーズのダルビッシュ有投手のトレード獲得に「強い興味」を示しているチームの1つだという。

 レンジャーズがダルビッシュをトレード放出する可能性は低いとされており、もしトレードに踏み切った場合、今季終了後にFAとなる“レンタル移籍”にも関わらず、複数の若手有望株と交換という「高値」を要求すると見られている。ドジャースには若手有望株がひしめいており、今季優勝を本気で狙いにいくのであれば、レンジャーズの要求に近い“高額パッケージ”を用意することも可能だ。

 この日勝利したレンジャーズは借金を2まで減らし、プレーオフ進出を狙うワイルドカード争いでも2位から2.5ゲーム差と迫った。

 今回の緊急事態を受けて、ドジャースがどんな動きを見せるのか。7月31日のトレード期限まで1週間。ファンの度肝を抜くような大きなトレードが成立しても不思議はない。(Full-Count編集部)