本拠地6連勝中の則本、バンデンハークは仙台で0勝2敗

 仕切り直しの一戦となる。パ・リーグ首位を走る楽天と、1.5ゲーム差で追うソフトバンクの首位攻防戦。25日に楽天の本拠地Koboパーク宮城で予定されていた第1戦は雨により中止となり、直接対決はお預けに。きょう26日に初戦を戦うことになった。

 第1戦の雨天中止により、2位・ソフトバンクのこの連戦での首位浮上はなくなった。楽天との差は1.5ゲーム差だが、試合消化が8試合多いソフトバンクが仮に連勝しても、楽天が83試合55勝27敗1分けで勝率.671、ソフトバンクは91試合60勝31敗、勝率.659。勝率で楽天が上回るため、マイナス0.5ゲーム差で、楽天が首位のままとなる。

 それでも、首位と2位の直接対決。大きな意味を持つ試合には変わらない。狗鷲と鷹。初戦を雨で流した両チームは、26日の一戦に向けて、それぞれが異なる動きを見せた。

 首位を走る楽天は、26日の先発をエースの則本昂大投手に託した。則本は、オールスター後の2カードに先発せず、十分な休養と調整期間を経て、25日の第1戦に先発予定だった。その試合が雨天中止となると、梨田昌孝監督はスライド先発を決断。これにより、26日に先発予定だった岸孝之投手も翌27日に回ることになり、2連勝を飾った7月11、12日の敵地での2連戦同様に、則本、岸の2本柱で鷹叩きを期すこととなりそうだ。

 一方のソフトバンクは、当初より26日に先発予定だったリック・バンデンハーク投手がそのまま先発する。25日の先発だった東浜は、右手のマメの影響で登板が先送りとなっていた石川柊太投手の先発予定だった27日の試合へと回るようだ。

 則本は本拠地Koboパーク宮城で現在6連勝中と、ホームの地の利を十分に生かしている。対照的に、ソフトバンクのバンデンハークは、仙台の地で、これまでなかなか結果を残せていない。2015年のソフトバンク入団からの右腕の仙台での登板成績は以下の通りとなっている。

2015年10月4日 ー 6回 5安打1本塁打 2四死球5三振 3失点
2016年3月26日 ー 8回 4安打0本塁打 2四死球6三振 3失点
2016年10月2日 ● 5回 4安打1本塁打 0四死球10三振 2失点
2017年4月6日 ● 5回 5安打1本塁打 2四死球2三振 2失点
2017年7月2日 ー 6回 5安打0本塁打 5四死球5三振 3失点

野手陣でカギを握るのはウィーラー、デスパイネの両助っ人

 過去5試合に登板し、いずれも3失点以内には抑えているものの、0勝2敗と、来日3年目で白星を挙げられていない。パ・リーグ6球団の本拠地で、唯一白星を挙げたことがないのが、現在のKoboパーク宮城なのである。苦手とは言わないものの、なぜか結果がついてこない土地なのである。

 ハーラートップタイの9勝をマークしている則本と、現在8勝を挙げているバンデンハーク。則本vsバンデンハークの投げ合いは過去に1度(2016年10月2日)だけあり、この時は則本が勝っている。スライド先発を決めた梨田監督、ローテ通りにオランダ人右腕の先発とした工藤監督。どちらの決断が吉と出るだろうか。
 
 野手陣で鍵を握るのは、ウィーラー、デスパイネの両助っ人となるだろうか。ウィーラーはバンデンハークに対し、3年間で13打数4安打、打率.308。茂木、ペゲーロ、岡島、藤田と右腕の被打率が高い左打者を負傷で欠く中で、4番が働けるか。一方のデスパイネは則本に対し、33打数11安打の打率.333。ロッテ時代に3本塁打を放っている。デスパイネの前を打つ内川も66打数21安打の打率.318と好相性。則本攻略は主軸に期待である。
 
 ここまで中継ぎ陣に負担がかかってきている両チームだが、23日の日曜日はともに勝利の方程式の登板はなし。移動日、そして25日の雨天中止と、3日間体を休めることが出来たことは“恵みの雨”となったことだろう。楽天、ソフトバンクともに、中継ぎ陣を惜しみなく使える状況となり、凌ぎを削る熱い一戦が期待できそう。天気予報によれば、幸いにも、26日の仙台に雨の心配はないようだ。(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)