チーム練習を再開、4番・佐野は「基本的に継続していく」

 DeNAが19日、新型コロナウイルス感染防止のために3月31日から自主調整としていた練習を、コーチが参加してのチーム練習に切り替えた。この日、1軍は横浜スタジアム、2軍選手と寮に住む1軍選手は横須賀市の2軍施設で練習した。

 アレックス・ラミレス監督は横浜スタジアムでの練習に参加後、オンライン会議システム「Zoom」を通じて報道陣の取材に応じた。キャッチボール、ノック、フリー打撃などを視察した指揮官は「みんなに会い、声をかけることができて、率直にうれしい。まだ動きが固い選手も、いい準備をしてきた選手もいたが、まだ開幕まで時間があるので、さほど問題はない」と語った。

「外国人選手のうち、オースティンは状態がすごくいい。ソトとロペスは状態が上がるのにもう少し時間がかかりそうだが、悪くはない。佐野はすごく良かった。嶺井のバッティングは驚くほど良かった。柴田もいいね」と目立った選手の個人名を列挙。特に、新外国人でメジャー通算33本塁打を誇る右の長距離砲のタイラー・オースティン内野手について「タイミングの取り方がいい。オープン戦、練習試合の頃のフィーリングを失っていない」と評した。オースティンはオープン戦打率.375をマークするなど好調で、チームが22年ぶりのリーグ優勝を狙う上でのキーマンとして期待が高まっていた。

開幕ローテーションは「このさきの試合を確認して決める」

 ラミレス監督は自主練習期間突入前、新主将でもある佐野恵太内野手を初の開幕4番、左腕・今永昇太投手を2年連続2度目の開幕投手に指名していた。この日は「佐野の4番は、コンディションも良さそうだし、基本的に継続していくと思う。投手の先発ローテーションは、考えていたプラン通りいけばいいが、この先の試合(練習試合)を確認して決める」と語った。

 NPB(日本野球機構)は6月中旬以降の開幕を目指しているが、すでにセ・パ交流戦の中止が決まり、試合数減は避けられない。ラミレス監督は「『序盤に出遅れても、あとから挽回できる』という考え方は良くない。“デイ・バイ・デイ・ベースボール”(1日1日野球)で、開幕から100%の状態でやっていきたい」と語った。昨季は4月に10連敗を喫するなど出遅れ、夏場の巻き返しでリーグ2位に入ったが、同じ戦い方は通用しないというわけだ。

 1年契約で就任5年目を迎えたラミレス監督。自主練習期間中は「一時は野球のことを忘れるくらい、家族と時間を過ごすことに集中できた」という。妻、2男1女との生活を楽しんだ様子だが、「今はもう切り替えて野球に集中しているよ」と“勝負の年”へ向けて気合を新たにしている。(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)