新天地デビューは5日敵地でのメッツ戦

 ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は1日(日本時間2日)、ブレーブス戦の前に会見を行い、前日レンジャーズとのトレードで獲得したダルビッシュ有投手を「エリートピッチャー」「偉大なる闘争心」と賞賛。4日(現地時間5日)敵地メッツ戦に決定した新天地初先発に、全幅の信頼を持って送り出すことも明言している。

 ダグアウトで囲み取材に応じたロバーツ監督に、地元メディアが畳みかけた質問は、トレード期限ギリギリで獲得に成功した日本人右腕についてだった。率直な感想を聞かれた指揮官は「興奮している。ワクワクしている。(最終日で)何が起こるのか全く予想できなかった」と喜びを表現した。

 今回のダルビッシュのように、トレード期限間近に大型トレードが整理した例は、これまでも多々ある。だが、実際にトレードを決定するのはフロントオフィスで、現場にはトレード成立までニュースが届かないことも多い。それだけにロバーツ監督は「正直、どんな結末になろうとも前進することは決めていた。トレードが成立しなかったとしても、我々には25人から30人の信頼している選手がいるから」と、あらゆる状況にも対応しようと決意していたようだ。

「我々の投手陣にユウが加われば、間違いなく大幅強化となる」

 腰痛で離脱中ながらメジャー屈指のエース左腕カーショー、今季は圧倒的勝利を誇るウッド、ベテラン左腕ヒル、前田健太ら充実の先発陣を誇るドジャースは、圧倒的な破壊力を持つ打線との相乗効果で、7割を超えるメジャー最高勝率を叩き出している。年間114勝ペースでワールドシリーズ優勝の本命に押されているが、ダルビッシュはチーム力を大幅に増強する存在だと、ロバーツ監督は太鼓判を押している。

「間違いなく、彼はエリートピッチャー。私の知人、彼のチームメートに聞いたが、最高のチームメートだと言っていた。偉大なる闘争心の持ち主。対戦相手としても、彼の投げるボールは一級品だ。我々の投手陣にユウが加われば、間違いなく大幅強化となる」

 レンジャーズという強豪チームでプレーし、プレーオフ経験も持つダルビッシュを高評価する指揮官は、右腕が2日(同3日)に遠征地アトランタでチーム合流すると話し「(その日に)ブルペンで投げてから、金曜日(現地4日)にニューヨークで先発することになる」と明言した。

 ドジャースでの“デビュー戦”となる敵地メッツ戦では、どんな投球を見せてくれるのか。1988年以来のワールドシリーズ制覇を狙うドジャースにとって、悲願達成を実現させる最後のワンピースになるのだろうか。(Full-Count編集部)