M点灯お預けも落胆せず、逆転許した今村にも「仕方ない」

 広島は2日、マツダスタジアムで行われた阪神戦に3-4で敗れた。2-2の同点から8回に松山の本塁打で勝ち越したが、抑えの今村がリードを守れず逆転負けとなった。

 序盤に両チームが2ラン本塁打で得点し、同点のまま迎えた8回、広島が松山のソロ本塁打で勝ち越した。9回にはクローザーの今村が登板したが、先頭の代打・高山に不運な当たりの内野安打で出塁を許すと、1死後に上本、福留に連続四球で満塁とされ、ロジャースに勝ち越しの2点タイムリーを打たれた。4月20日以来の黒星となった今村は試合後、報道陣の呼びかけにも立ち止まることなく、足早にロッカールームに消えた。

 マジック点灯の可能性もあった試合で、勝ちパターンに持ち込みながら守護神が打たれての逆転負けとなったが、緒方監督は「今日は初回から(鈴木)誠也の好プレーから、田中も難しいゴロを処理していたし、集中したいいプレーが多く出た」と落胆する様子はなかった。

 6回2失点で降板した先発の大瀬良については「あまり調子がいいとは思わなかった。5回に制球を乱してピンチを作ったけど、そこも粘って6回はしっかり抑えた。フォーム的なことなど修正して、また次に頑張ってもらいたい」と評価した。今村についても「まあ、仕方ないよね」と責めることはなく、最後は「しっかり切り替えてまた明日、全力を尽くして戦います」と、気持ちはすでに明日に向いていた。

 球団最速となるマジック点灯はお預けとなったが、「一戦一戦」を強調する緒方監督のブレない姿勢は、現在のチームの強さの根源なのかもしれない。(大久保泰伸 / Yasunobu Okubo)