MLBドラフト全体1位の選手でメジャーに昇格できなかったのは4人

 日本では1年にわずか12人しか手にすることができない栄光のドラフト1位。MLBドラフトは新型コロナウイルスの感染拡大の影響により本来の40巡目から5巡目までに縮小されたが6月10、11日の2日間で開催される。そんな中、米スポーツ誌「スポーツ・イラストレイテッド」は「史上最低の1位指名選手」を特集し、広島で活躍したブライアン・バリントン氏も名を連ねている。

 各球団が大きな期待を込めて契約金、年俸を支払い獲得するドラフト1位。だが、実際に活躍する選手は、ほんの一握りだ。その中でもMLBドラフト史上では全体1位で指名を受けた選手の中で、メジャー昇格できなかったのは4人存在する。

 そして、メジャーでのプレー経験はこそあるが“1位指名”の実力を発揮できなったバリントンを含め記事では「史上最低の1位指名選手5人」が特集されている。

1966年 スティーブ・チルコット(メッツ)
1991年 ブライエン・テイラー(ヤンキース)
2002年 ブライアン・バリントン(パイレーツ)
2013年 マーク・アペル(アストロズ)
2014年 ブレイディ・エイケン(アストロズ)

 バリントンは2002年ドラフトで全米1位指名され、鳴り物入りでパイレーツに入団。2005年9月にメジャーデビューを果たしたが先発ローテに定着しないまま、2008年途中にインディアンスに移籍するなどMLB通算は26試合に登板し1勝9敗、防御率5.62と結果を残せず、2011年に広島に移籍した。

 先発ローテの一角として4シーズン投げ、2015年にはオリックスへ移籍。日本では通算5シーズンで124試合に先発し、45勝45敗、防御率3.25の成績を残したバリントンを「このリストの中で、ハッピーエンディングを迎えた唯一の選手だ。日本のNPBでのことではあるが広島東洋カープのファンはバリントンのことを2011年のオールスターとして覚えている」と一定の評価を下している。

 今年のMLBドラフトで全体1位指名が予想されているのはアリゾナ州立大のスペンサー・トーケルソン内野手。下位指名からでも一流選手になる選手も多く、球団にとっては選手の将来性を見極めることは至難の業といえるだろう。(Full-Count編集部)