左打者2人を打ち取ると味方が逆転「自分がまさか勝てるとは」

 オリックスの大山暁史投手が5日、敵地での日本ハム戦でプロ初勝利を挙げた。6回のピンチで登板した4年目左腕は左打者2人を打ち取ると、直後に味方が逆転。わずか6球でうれしい白星を手にした。

 1点ビハインドの6回1死二、三塁で3番手として登板した大山。9番の中島が仕掛けたセーフティースクイズにも慌てなかった。「投げる前にキャッチャーと『あるよ』と話していたので、頭にありました」と2球続けて外角低めにスライダーを投げ込んだ。

 捕手の伊藤が打球を処理して三走の田中賢をアウトにすると、3割打者の西川を投ゴロに打ち取ってピンチを切り抜けた。試合の流れを変える内容たっぷりの6球を「濃かったと思います」と納得顔で振り返った。

 直後の7回に味方打線がロメロの2ランなどで3点を奪って逆転した。亜大から社会人のセガサミーを経てドラフト8位でプロ入りして4年目でつかんだ白星。「自分がまさか勝てると思わなかったのでうれしいです」とはにかんだ。ウイニングボールは大分にある実家に送るという。

 昨季までは1軍登板4試合だったが、登板機会が増えた今季はこの日が21試合目の登板。初勝利と知った福良監督は「そうなの?ずっといいピッチングをしていますよね」と目を細めた。

 首脳陣の信頼を勝ち取りつつある左腕は「これからも1試合1試合、頑張って勝っていくので、応援よろしくお願いします」と力強くヒーローインタビューを締めくくった。(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)