日本の新聞に超異例の“お礼”の広告掲載、移籍直後にはダルビッシュも地元紙で惜別メッセージ

 ドジャースのダルビッシュ有投手は4日(日本時間5日)の敵地メッツ戦で7回3安打10奪三振無失点と圧巻の投球を披露し、新天地デビューを飾った。チームを6-0の勝利に導き、自身も約2か月ぶりの白星となる7勝目(9敗)をマーク。早くも新たなチームメート、ファンの心を掴んだが、古巣レンジャーズも温かい目でその活躍を見守っている。元エース右腕へ、日本の新聞に日本語で感謝を綴る全面広告を出したことが、米国で話題となっている。

 エース右腕は7月31日のトレード期限ギリギリでドジャースへのトレードが決定。3日(日本時間4日)付けのレンジャーズ地元紙「ダラス・モーニング・ニュース」に全面広告を掲載し、「すべてのことに感謝します」と惜別のメッセージを送った。これには、古巣のファンも「一流の行為」などと感激の声をあげていた。

 これにレンジャーズが粋な反応を見せた。6日付の読売新聞にはレンジャーズが超異例となる感謝の全面広告を掲載。ドジャースでのデビュー戦のタイミングに合わせた形で、トレードマークの1つでもある雄叫び姿などダルビッシュのレンジャーズ時代の写真を4枚配置した上で、日本語で以下のように綴っている。

MLB公式サイトが取り上げ「エースにはふさわしい贈り物」

「ダルビッシュ有さんへ

2012年の入団以来、あなたが成し遂げた数々の実績と、チームへの献身的な働きに心から感謝いたします。
超一流のパフォーマンスを、ありがとう。

テキサス・レンジャーズ 球団・ファン一同」

 MLB公式サイトの動画コーナー「Cut4」はこの広告を取り上げ、「選手はしばしば感謝を伝えるものの、球団がそれをすることはまれだ。特に選手をトレードした後ならば。しかし、レンジャーズはその傾向に抗った」と伝えた。英訳も紹介し、「ファンお気に入りでレンジャーズ球団をここ5年代表していたエースには、ふさわしい贈り物だ」と絶賛している。

 2012年にポスティングシステム(入札制度)で日本ハムからレンジャーズに移籍し、5年半で通算122試合登板、52勝39敗、防御率3.42、960奪三振の成績を残したダルビッシュ。レンジャーズとの絆は、この先も続くことになりそうだ。(Full-Count編集部)