星野氏が振り返る秘話「ドラフト時は2位での逆指名をみんな反対していた」

 6日の巨人戦でNPB最多の通算950試合登板を果たした中日の岩瀬仁紀投手について、恩師の楽天・星野仙一副会長が祝福のコメントを寄せた。

 岩瀬はこの日、5-4と1点リードの9回に登板。1死一、二塁のピンチを迎えたが、坂本の右中間へのフライを中堅・大島が好捕。その際に、一塁走者の重信が二塁を回ってから一塁に帰塁したが、二塁ベースを踏み忘れた形となり、中日のアピールプレーでアウトに。岩瀬は6月23日の巨人戦以来となる今季2セーブ目を挙げ、自身が持つ歴代最多セーブ記録を「404」に塗り替えた。

 また、登板数は米田哲也氏(実働1956〜1977年)の949試合登板を超えて、NPB歴代単独1位に浮上。これに関し、中日入団から3年間、監督として指導した星野副会長は「凄いにつきる」と賛辞を贈った。

 以下がコメント全文。

「どこか痛いの痒いのを聞いたことがない」

「あいつだけ怒ったことがない。思い起こせば、ドラフト時は2位での逆指名をみんな反対していた。当然ドラフト1位、2位では先発投手の指名を考えるだろう。
先発投手としての評価は高くなかった。ただ俺は、左投手だし、リリーフでの起用を考えていた。

 初登板の広島戦では金本に打たれた。それでも山田投手コーチを呼んで、明日もチャンスがあったら使うぞ!と言った。その後も起用を続けて、それからは順調だった。試合をひっくり返された印象がないし、どこか痛いの痒いのを聞いたことがない。

 あいつはバッティングも良かったな。打順が回ってきても代打を出さなかった。

 とにかく『無事これ名馬』、体が強かったよな。先発にしようか迷ったこともあったが、このままリリーフでいこうと決めた。それでここまで来たんだな。凄いにつきる」(Full-Count編集部)