他球団には補強やトレードを提案するも…

 ウエーバー手続きを経ないトレード期限が7月31日に去り、メジャーはやや落ち着きを取り戻した。今季の優勝を狙うチーム、来季以降を見据える方針に切り替えたチーム、各球団の方向性がほぼ明らかになった中、米スポーツ専門局「ESPN」公式サイトでは「今季終了に向けた各GMの最優先事項」と題した特集記事を掲載。レギュラーシーズンが終わりを迎える残り2か月間に、30球団のGMは何に取り組むべきか“課題”を提案している。

 ア・リーグ西地区首位のアストロズには「もう1人(か2人)投手を獲得すべき」、ナ・リーグのワイルドカード枠でプレーオフ進出を狙うダイヤモンドバックスには「右打ちの外野手を獲得すべき」、プレーオフ進出の可能性が低いメッツには「積極的に選手を売ろう」など、“現実的”な提案をする中、マーリンズには一風変わった提案がなされた。その提案とは…

「イチローを再登板させろ」

 その理由は単純明快。「今季マーリンズができることは限られている」というのだ。今季中には球団が新オーナーに売却されることが濃厚なため「チームが売却されるまで、フロントオフィスは大きく動けない」と指摘。この先、メジャーレベルでの実力を査定しておくべき若手もおらず、ウエーバー手続きを経るトレードで動きそうな選手もいないマーリンズにとって、現オーナーのローリア氏政権の最後を楽しむためには「イチロー・スズキの登板を見る以上に楽しめることはほとんどない」とし、イチローの再登板を勧めた。

 2015年のシーズン最終日には、敵地フィリーズ戦で1イニングを投げた背番号51。今季再びマウンドに上がることはあるのだろうか。“提案”が実現される可能性は低そうだが、ゼロとも言い切れなさそうだ。(Full-Count編集部)