右中間への大飛球が右翼方向へ跳ね返り…「ほとんど同じ順序だった」

 7日(日本時間8日)に敵地ジャイアンツ戦で飛び出した、カブスのハビエル・バエス内野手のランニング本塁打。驚異的なスピードのベースランニング、右翼手の強肩ぶりとともに、伝説の場面を思い起こさせるとして、米国で話題となっている。

「8番・遊撃」で先発したバエスは、2回2死一塁の場面でジャイアンツ先発ムーアが投げた初球92マイル(約148キロ)の速球を右中間へ運んだ。大飛球はフェンスに当たると、右翼方向へ跳ね返る。ライトのモンクリフが逆を突かれた形となったのを見て、バエスはグングンとスピードを上げた。

 そのまま三塁を回り、一気に本塁へ。MLBの解析システム「スタットキャスト」で算出されたダイヤモンド一周のタイムは16.11秒。バエスは打った瞬間、確かな手応えがあったのか、動きを止めて打球を見る仕草を見せていたにもかからず、2015年以降のカブスで最速タイムを記録してランニングホームランとした。

 ただ、本塁生還は際どいタイミングで、ヘッドスライディングで間一髪セーフに。右翼モンクリフは今季メジャーで7番目に長い307フィート(約93.6メートル)をワンバウンドで投げ、圧巻の強肩ぶりを見せつけていた。

 驚愕の身体能力がぶつかりあった場面に、ファンはツイッターなどで興奮の声を上げたが、中には10年前の名シーンを思い浮かべる人も。ジャイアンツの本拠地AT&Tパークは、外野がいびつな形をしていることで有名。同じように打球が不規則な跳ね返り方をして、長打になることが多く、2007年にはオールスター史上唯一となるイチロー外野手(当時マリナーズ)のランニングホームランを生んでいる。右中間へ飛んだ打球が、フェンスで右翼方向へ弾かれて誕生した今回のバエスのランニング弾は、それを思い起こさせるものだったようだ。

「バエスにランニングホームランは薄気味悪いほど2007年オールスターのイチローに類似している。ほとんど同じ順序だった」

「カブスのハビアー・バエスのランニングホームランは、AT&Tパーク右中間深くでトリッキーなバウンドをした。イチローのように!」

「ハビアー・バエスは2007年オールスターのAT&Tパークでのイチローと同じだった。最高だった」

「このバエスのホームランはオールスターでのイチローの本塁打を思い出させてくれる」

 地元ファンはツイッターでこのような反応を見せている。メジャーの中でも高い人気を誇る球場では、今後も名シーンがいくつも生まれることは確かだろう。(Full-Count編集部)