ウェスト氏が3試合の出場停止処分も…両者は親しい間柄のため批判が続々

 メジャーリーグの名審判が、通算3000安打を達成した大打者についてインタビューで「口うるさい」と明かし、3試合の出場停止処分を受けたことが波紋を呼んでいる。

 今回、出場停止処分を科されたのはジョー・ウェスト氏。世界審判協会の代表も務める名審判として知られている。問題となったのは、米全国紙「USAトゥデイ」での発言。6月に受けた名物記者ボブ・ナイチンゲールのインタビューで、「エイドリアン・ベルトレはMLBで一番口うるさい」と述べたことが、処分の対象になったという。ベルトレは先日、史上31人目の通算3000安打を達成したばかりの強打者だ。

 米スポーツサイト「ブリーチャーレポート」によると、この処分については地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」のビル・シャイキン記者が報じたが、世界審判協会が「猛反対」する事態になっている。

 ウェスト氏はインタビューで何を話したのか。記事によると、リーグで最も口うるさい人物についてナイチンゲール記者に訪ねられ、「エイドリアン・ベルトレに違いない」と回答。さらに、「ストライクの判定をする度、彼は『おい! おい! おい!』とね。最近、彼の試合で審判を務めた。投球は真ん中低めだった。彼は『ボールは外れている』と私に言ったんだ」 とも話したというのだ。

 そして、ウェスト氏はベルトレ本人に対しても「君は偉大な野球選手かもしれないが、リーグ最悪の審判だな」と伝えたことを明かしているが、ナイチンゲール記者は2人は親しい間柄だとしている。だからこそ、打席でのやり取りやインタビューでの発言が出たとも考えられるわけだが、出場停止という処分につながってしまった。

 今回の結果について批判しているのは世界審判協会だけでなく、CBSスポーツのマット・スナイダー記者がツイッターで「エイドリアン・ベルトレは大好きだし、ジョー・ウェストを気にかけているわけではないが、こんな出場停止は非常に馬鹿げている」と投稿したことも、記事では紹介。波紋はさらに広がりそうだ。(Full-Count編集部)