緒方監督は「先発の数が足らない」と嘆き節、「苦しい時は打線がカバーしないと」

 広島は11日、マツダスタジアムで行われた巨人戦に2-9で敗れた。先発の福井が5回に突然乱れ、5回途中6失点と試合を作れず、チームは5月21日以来の3連敗となった。9日は大瀬良、前日は九里、この日は福井と、先発陣が崩れての連敗に、緒方監督の表情は冴えなかった。

 今季の対戦成績が1勝2敗、防御率2.33と、苦手の田口から4回に鈴木の2ランで先制したが、その直後に福井が巨人打線につかまった。先頭打者の小林を歩かせると、ヒットと四球で2死満塁とされ、阿部に走者一掃のタイムリー二塁打を打たれた。

 その後もあとワンアウトが取れず、3連打で5点を失いマウンドを降りた。緒方監督は「序盤の姿を見たら、6回、7回は行ってくれるのではないかと思ったけど、つかまってしまったね。踏ん張りどころだったけど、粘りきれなかった」と残念そうだった。

 昨季は巨人戦で3勝負けなしと相性の良さを買われての先発だったが、結果が出なかった。それでも指揮官は「もう一度、チャンスを与える」と福井の次戦に期待した。その背景には、夏場に来て崩壊寸前の先発投手陣にある。緒方監督は「九里は抹消して下でもう一度調整してもらうことになっているし、ヘーゲンズの調子も悪い。先発の数が足らないのが現状」と、苦しい台所事情を吐露した。

「昨日、今日といい形で先制しての逆転負け。チームとしては痛いけど、そこは持ちつ持たれつだから。投手が苦しい時は、打線がカバーしないといけない」と選手の奮起を期待した指揮官は「1点1点をしっかり取っていく、自分たちの戦いをしていくだけ」と、最後は自らに言い聞かせるように会見を締めくくった。(大久保泰伸 / Yasunobu Okubo)