楽天にとっては絶対に落とせない一戦、エース則本が登板へ

 パ・リーグの首位を争ってきたソフトバンクと楽天。18日から始まった直接対決3連戦は、19日に第2戦が行われる。初戦を落とし、ソフトバンクとの差を今季最大の4.5ゲームと広げられた楽天にとっては、絶対に落とせない一戦となった。

 第2戦、楽天の先発マウンドには、エース則本昂大が上がる。もし敗れれば、ソフトバンクとの差は5.5ゲームとなり、ますます厳しい状況に追い込まれる。初戦を2枚看板の1人である岸孝之で落とした以上、エースの投げるこの試合は、何としてもモノにしなければならない。

 則本は今季ソフトバンク戦に3度先発し、2勝0敗。今回と同じ本拠地Koboパーク宮城での登板だった4月4日、7月26日の登板ではともに勝利投手となっている。4月4日は6回5安打8奪三振1失点、7月26日の試合は8回を投げて5安打11奪三振1失点。この数字から見ても、いまこの状況で頼れるのは、この右腕しかいないだろう。

 一方、初戦を取ったソフトバンクも、柱の1人である千賀滉大が先発する。千賀は自身4連勝中。ここ5試合の登板を見ると、2、1、0、1、0失点となっており、状態は右肩上がりとなっている。ただ、今季の楽天戦は鬼門となっている。則本と投げ合った4月4日の試合は4回6安打7失点、7月1日も4回5安打4失点でKOされている。いずれも、敵地Koboパーク宮城での登板だった。3度目の正直、となるだろうか。

 楽天は18日の初戦でアマダーのソロの1点のみに終わり、ここ3試合でわずか1得点。湿りがちの打線が、いかに千賀を攻略出来るかが勝負の行方を左右する。千賀とは今季わずか2試合だけの対戦ではあるが、ウィーラーが5打数2安打の打率4割、島内が3打数2安打の打率.667。ウィーラーと茂木が本塁打を放っており、上位打線が鍵を握っている。

 則本に対し、ソフトバンク打線で当たっているのは、主砲の柳田、そして中村晃の2人。柳田は7打数3安打の打率.429、中村晃にいたっては7打数4安打の打率.571と高い数字が残る。一方で、デスパイネ、松田が9打席ノーヒットとなっている。対照的な数字となっている中軸をいかに攻めるかが、則本にとってポイントとなりそうだ。

 ソフトバンクがカード勝ち越しを決めれば、第3戦に敗れたとしても、4.5ゲームと、ゲーム差を広げて3連戦を終えることが出来る。楽天にとっては、優勝へかなり厳しい状況となるのは間違いない。球界を代表する右腕が激突する第2戦。両チームにとって大事な試合となる。(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)