3年連続キングへ昨オフに打撃フォーム改造「結果が出ても出なくても、ぶれずにやっていきたい

 2年連続パ・リーグ本塁打王の山川穂高内野手が4日のオリックス戦で3打数無安打1四球に終わり、持ち味の一発から23打席遠ざかっている。前週のソフトバンクとの6連戦で5本塁打を量産したが、週が替わり相手がオリックスとなった途端、5試合で18打数1安打でピタリと当たりが止まっている。

 6回無死一塁では、田嶋のやや高めに浮いたフォークを捉えて中堅へ大飛球を放ったが、もうひと伸び足りずフェンス際で捕られた。1点を追う8回2死二塁の同点機ではヒギンスの151キロ速球を打ったが、三ゴロに打ち取られた。

 今のところ本塁打は、6月28日ソフトバンク戦の3打席目に左翼席へ放った5号ソロが最後で、4打席目の空振り三振以降、23打席ノーアーチ。その間はヒットもわずか1本で、チームが最下位オリックス相手の5試合に2勝2敗1分けと苦戦しているのも、4番の不振と無関係ではない。山川は昨季もソフトバンク戦が対戦打率.284、11本塁打だったのに対し、オリックス戦は.228、7本塁打。苦手意識もあるのかもしれない。

変わらぬ連日早出、試合後も居残りトレーニング

 昨オフにはさらなる打撃向上のためコンパクトでシンプルなフォームに改造した。公式戦開幕前の練習試合では、12球団でソフトバンク・柳田の6本に次ぐ5本塁打を放ち、「トレーニング方法も打撃フォーム改造も、間違っていなかった自信がある。結果が出る日も出ない日もあるだろうけど、ぶれることなくやっていきたい」と語っていた。

 実際、西武は今季開幕後全14試合を本拠地メットライフドームで行っているが、山川は調子に関係なく、連日の早出特打ちに取り組んでいる。4日の試合後は疲れも落胆も見せず、川越、呉念庭、山野辺とともに三塁側ベンチ前に現れ、グラウンド整備を横目に、今年から週に2日以上試合後に行うことにしたという下半身中心のトレーニングに取り組んだ。重りを抱えてサイドステップをしたり、ジャンプ、着地、後転を繰り返したり、肘を立てて匍匐(ほふく)前進のような動作をしたり……。そんな姿を見ていると、これほどひたむきな努力と工夫が報われないことなんてありえない、と思えてくる。(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)