実戦機会を渇望「試合に出ていろんなプレーがしたい」

 元ソフトバンクで、昨季は台湾プロ野球の味全ドラゴンズでコーチ兼任でプレーした川崎宗則内野手が24日、独立リーグ・ルートインBCリーグに所属する栃木ゴールデンブレーブスの練習に参加した。練習後に取材に応じると、今後の去就について「独立か台湾でやろうと思っている」と明言。NPB復帰は視野になく栃木入りに意欲を見せる一方で、将来的な台湾球界復帰も選択肢も挙げた。

 川崎は今季も味全から契約の打診を受けたものの、条件面で折り合わずに無所属に。新型コロナウイルス感染拡大の影響で台湾に渡ることもできず、九州を拠点に独自でトレーニングを重ねていた。今回は、川崎がソフトバンク時代にコーチを務め、現在は栃木の母体である「エイジェック」に所属する五十嵐章人氏の誘いで練習参加が実現した。

 栃木では、元巨人の寺内崇幸氏が監督を務め、コーチ兼任で元ヤクルトの飯原誉士外野手や元ロッテの成瀬善久投手を始め、NPB出身者が多く在籍している。昨季は元阪神の西岡剛内野手もプレー。今季はまだ契約にいたっていないため、その去就が注目されている。

 マシン打撃やノックで汗を流した川崎は「選手やコーチに知り合いが多くてやりやすかったし、チームメートのみんな優しくしてくれて楽しかったです」と笑顔。現役としての意思を問われると「野球がやりたい思いで、今ここにいます。試合に出て、その中でいろんなプレーがしたい」と見据えた。

 栃木の環境については「室内(練習場)があって、トレーニングマシンがあって、すごい充実していると思いました」と印象を語る。練習参加は27日までの4日間。環境面や条件面が整えば、9月にも「栃木のムネリン」のプレーが見れそうだ。BCリーグのシーズンは10月までで、約2か月の期間限定となる場合もある。

 さらに川崎が可能性として残した「台湾」も、来季以降、新型コロナウイルスの収束状況次第で現実味を帯びてくる。現役への情熱が衰えることのない39歳は、自らが最も楽しめて成長できる新天地を模索していく。(小西亮 / Ryo Konishi)