マ軍公式ツイッターが伝えたイチロー名場面が話題に「最高の打者の一人」

 今年でメジャー17年目のシーズンを終えたイチロー外野手がマーリンズからフリーエージェント(FA)となった。来季契約の選択権を持つ球団側がオプションを行使しないことを決めた。入団3年でチームを去ることになったベテラン外野手に関して、MLB公式サイトが“名場面の動画”を編集。マーリンズの球団公式ツイッターなどが感謝の気持ちとともにこの動画を掲載している。 

 2014年にヤンキースからFAとなったイチローは翌2015年にマーリンズと契約。自身メジャー3球団目となる新天地では若手選手の手本として期待を寄せられる一方、プレー面でも数々の記録を打ち立ててきた。入団1年目こそ打率.229と低迷したが、2年目は打率.291とV字回復。今季は自身最少の215打席しか打撃の機会はなかったが、代打安打数でメジャー記録にあと1本に迫る27安打を記録した。また、メジャー17年連続の本塁打、4シーズンぶりの複数本塁打、メジャー史上最高齢の中堅スタメンなど、健在ぶりをアピールした。シーズン終了時点でメジャー通算3080安打とし、歴代21位のキャップ・アンソンに残り「1」、同20位のデーブ・ウィンフィールドに「30」、同19位のアレックス・ロドリゲスに「35」と迫っている。 

 MLB公式サイトはそんなベテランについてチーム加入後の名場面動画を編集。マーリンズの球団公式ツイッターやインスタグラムなどがこれを掲載した。 

 まず筆頭で取り上げられたのは自身初のメジャーマウンドに上がったシーン。2年前の2015年10月4日、シーズン最終戦となったフィリーズ戦で右翼で途中出場したイチローは8回裏に4番手ピッチャーとして登板。結果は1回を投げ、2安打1失点だった。今回の動画では最後の打者を左飛に打ち取った場面を取り上げており、映像の中ではダグアウトでチームメートらが拍手を送っている。 

 3000安打達成の瞬間も取り上げられた。2016年8月7日の敵地ロッキーズ戦で「6番・中堅」でスタメン出場したベテランは7回の第4打席に右翼フェンス直撃の三塁打をマーク。この時点でメジャー史上30人目となる3000安打に到達した。これは福本豊氏の日本記録(115本)を抜いて単独1位となる116本目の三塁打でもあった。映像の中にはダグアウトからチームメイトが飛び出し、当時打撃コーチを務めたバリー・ボンズ氏と固く抱き合うシーンなどが収められている。 

古巣凱旋弾も登場、ファン「シアトルに戻ってくるのを見たい」

 最後に登場するのは今年4月19日の古巣マリナーズ戦で放った凱旋弾のシーンだ。イチローは古巣3連戦の最終戦、最終打席となった9回にかつての本拠地セーフコ・フィールドで右中間スタンドへソロ本塁打を放った。映像の中では敵地ファンも熱狂し、ハイタッチする場面などが収められている。 

 球団公式ツイッターが「ThankYouIchiro」のハッシュタグとともに伝えた動画にはファンからも多くの反響が寄せられた。以下に主なコメントを紹介したい。 

「どこを応援していようと、みんなイチローのファンだ」 
「マリナーズに彼を戻すんだ」 
「イチローはゴートだ!!!!!!」 
「イチローは残りのキャリアをマーリンズで過ごすことができるはずだった! イチローはそれに値する」 
「オーマイガー…」 
「本当に悲しいよ、私のベースボールヒーロー、イチロー」 
「マリナーズとして彼がシアトルに戻ってくるのを見たい。2001年から、彼はお気に入りの選手なの」 
「デトロイトに来るんだ」 
「本当に悲しい。なぜ彼らはスター選手たちを取り除くんだ」 
「ピッツバーグに来るんだ、イチロー」 
「なぜレジェンドを去らせようとしているんだ?」 
「信じられないほど一流の選手」 
「いつも彼のファンだった。メジャー最高の打者の一人だったよ。マーリンズでプレーする姿が見られてうれしいよ」 

 一部には新たにチームを経営していくことになったデレク・ジータ―氏の判断を支持する声もあったが、イチローの退団を惜しむ声、同選手の獲得を望む他球団ファンの声が多数を占めている。 

 50歳までの現役続行を公言してきたイチローは来季をどのような立場で迎えるのか。44歳になってなお称賛を受けるベテランの去就が注目される。(Full-Count編集部)