直球だと思ったらカーブ、捕手のヒガシオカ「球種を読むのが若干遅れた」

■ヤンキース 9-3 レイズ(地区シリーズ・日本時間6日・サンディエゴ)

 ヤンキースのカイル・ヒガシオカ捕手が、5日(日本時間6日)に行われたア・リーグ地区シリーズのレイズ戦で、球速差およそ30キロにもなる痛恨のサインミスをカバーする絶妙な捕球を見せた。常人離れした“神キャッチ”に絶賛の声が上がっている。

 場面は、ヤンキース1点リードで迎えた5回裏2死満塁の窮地。ヒガシオカは高めに構えたが、先発のコールが投じたのは79.9マイル(約129キロ)のナックルカーブ。一瞬浮き上がった球にヒガシオカは驚くような反応を見せて体勢を崩したが、持ち直して捕球。球審はボール判定で、“誤審”としても話題になったが、何よりも投球を後逸しなかったプレーに注目が集まった。

 ヒガシオカは試合後の会見でその場面について問われると「ハハ」と軽く笑みを浮かべ「最終的に(球種を)読むのが若干遅れてしまった。僕は真っすぐのサインを出したんだけど、(マウンドからホーム)プレートまでのおよそ半分の所でカーブが来ると気付いたから反応することが出来たんだ」と振り返った。時に160キロを超えるエース直球だが、30キロも遅いカーブに反応してみせた。

 この驚きのプレーに対し、ロッキーズのジェリー・ウェインステインコーチは「2アウト満塁の場面で、ヒガシオカの現実離れしたプレー。彼は真っすぐを待っていた。97〜100マイル位の球速のね。そしてコールはえげつないカーブを投げる。その球をヒガシオカはキャッチした。このプレーだどれ程並外れていることか、説明しがたい。このようなスピードで、あの状況に備えるのは不可能だ」と状況を交えてツイッター上で絶賛。さらに野球専門誌「ベースボールアメリカ」のカイル・グレイサー記者も「この球はボール判定となった。理由はサインミスがあったからだ(この球は本当ならストライクだった)。しかしヒガシオカが信じられない反応を見せ、対処してボールをキャッチした」とほめちぎった。(Full-Count編集部)