ピスコッティの“心温まる”トレードに反響、米メディアが舞台裏をレポート

 カージナルスとアスレチックスによるトレードが米国内で話題となっている。米複数メディアがその舞台裏をレポートしている。

 話題の中心となっているのはカージナルスからアスレチックスに移籍するスティーブン・ピスコッティ外野手。今季打率.235と不振だったが、昨季153試合の出場で打率.273、22本塁打、85点をマークしている期待の若手だ。米ヤフースポーツによると、カージナルスは交換相手としてマイナーリーグの2選手の獲得を進めており、正式発表間近と見られている。

 ヤフースポーツは26歳の外野手にとってこの移籍は「野球以外の理由からも重要なもの」とレポート。同選手の母親が難病の「筋萎縮性側索硬化症」(ALS)を発症しており、アスレチックスへの移籍でカリフォルニアに住む母親の近くでプレーできることを伝えている。

 米紙「サンフランシスコ・クロニクル」電子版も「母親のグレッチャンがALSと診断されているピスコッティに関して、カージナルスがアスレチックスかジャイアンツにトレードできる可能性がないか探っていた」とレポート。記事によると、カージナルスのマイク・マシーニ監督は「彼を思うと心が痛むよ。とてもとても困難なことだと理解している。彼には協力的でありたいと思っているし、我々に出来ることを見つけ出していかなければいけない」とコメントしていたという。

 このトレードは米国内でも反響を呼んでおり、米メディア「ファンラグ・スポーツ」のジョン・ヘイマン記者も「これは心温まるトレードだ。カーズとA’s(カージナルスとアスレチックスの愛称)は素晴らしい仕事をした」と自身のツイッターで称えている。(Full-Count編集部)