6800万円増の大幅アップに「かなり高い評価をしてもらいました」

 ソフトバンクの岩嵜翔投手が23日、福岡市内の球団事務所で契約更改交渉を行い、今季の6200万円から倍増を超える、6800万円増の1億3000万円で来季の契約を更改した。交渉を終えて会見の席に着いた右腕は「かなり高い評価をしてもらいました。2倍より上くらいですね。1年間、シーズン、ポストシーズンとよく投げてくれた、感謝していると言ってもらいました」と語った。

 今季は開幕からサファテに繋ぐセットアッパーの座を任された岩嵜。大車輪の活躍を見せ、球団史上最多となる72試合に登板した。6勝3敗2セーブ40ホールド、防御率1.99の好成績をマークし、最優秀中継ぎ投手のタイトルにも輝いた。チームはリーグ制覇、日本一奪還も果たし「1年間戦い抜けたのは自信になりましたし、たくさん投げた中でここまで出来たというのも自信になりました」と今季を振り返った。

 これまでも選手から様々な要望が出てきたソフトバンクの契約更改交渉。岩嵜もその席上で、あることを要望した。「投手陣で話していた部分で言わせてもらいました。ヤフオクドームのスピードガンは(数字が)厳しいので、優しくしてほしいと言いました」。球場に設置され、ビジョンにも表示されるスピードガンの数値。その球速が、ヤフオクドームは辛めに出るというのだ。

 球場ごとや、そのスピードガンの設置場所によっても、誤差が出るとされる球速表示。ヤフオクドームには現在、高性能弾道測定器「トラックマン」が設置されており、そのトラックマンで計測された球速と、スピードガンの表示には「3、4キロの誤差はありますね」。ちなみにトラックマンでの計測による岩嵜の今季の最速は158キロだったという。

 工藤公康監督から「160キロを出せるポテンシャルはある」とも言われているという右腕。「ガンが優しくなれば、160キロに近づけるのではないかなと」と話して笑わせ「投手は気分が乗ってきたら、最後の一押しとかが変わってくるし、モチベーションも上がるかなと思います」と、その“効果”を訴えていた。(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)