72試合&46HPは球団新、倍増以上の年俸1億3000万円でサイン

 23日、ソフトバンクの岩嵜翔投手が契約更改に臨み、倍増以上の推定年俸1億3000万円でサインした。

 今季の岩嵜は72試合に登板して6勝3敗40ホールド2セーブを記録。登板数と46ホールドポイントはともに球団新記録で、チームのリーグ優勝と日本一に大きく貢献した。その働きに球団も最大級の評価で応え、プロ入り10年目のオフに1億円プレーヤーの仲間入りを果たした。

 岩嵜は「今は1億円を超える選手がいっぱいいるが、10年目で初めて届いたことは素直にうれしい。もっと早く中継ぎをしていれば良かったんじゃないかとも思う」とジョークも軽快。「ただいろんな思いをしてきたからこそ今の自分があると思う」とも語った。

「65試合くらいから疲れが取れずポストシーズンはギリギリの状態だった」という岩嵜は「長く野球をやりたいので、60(試合)ちょっとが理想」と、来季の目標に60試合以上登板を掲げた。

球団には珍要求「スピードガンが厳しいので優しめにしてほしい」

 また、球団に対しては「高く評価していただいた」という感謝とともに「ヤフオクドームの(スピード)ガンが厳しいので優しめにしてほしい」と珍要求。ヤフオクドームにはトラックマンという球速や回転数を計測する機器があるが、その計測値とヤフオクドームのスピードガンでは「3、4キロくらい差がある。ヤフオクドームのガンの方が厳しいのでせめて同じくらいにしてくれたら」と岩嵜。ちなみにトラックマンの計測値によると、岩嵜の今季のMAXは158キロだったという。

「(球速表示)投手にとってモチベーションにもなる」という岩嵜は「工藤監督からは160km出せるポテンシャルがあると言われているが、ガンが優しくなれば出せると思う」と言って笑った。

 このオフにはさらなる身体の強化を目指す。目標は守護神・サファテだ。

「すべてにおいてすごいと思う。打者を威圧する圧倒的な力がある。少しでも近づくためにパワーアップしていきたい」

「将来的に抑えを」という思いも口にした岩嵜は、一番身近にいるお手本から来季も多くのことを吸収していくことだろう。(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)