最新ゲームが毎日大量にリリースされる昨今。メーカーやストアのゲーム紹介だけでは「どんなゲームかわからない!」とお嘆きのGame*Spark読者も多いのではないでしょうか。そこで“なるべく早く”ゲームの生の内容をお届けするのが本企画「爆速プレイレポ」です。

今回は2020年9月10日にGet Up GamesとIceberg InteractiveよりPC向けに早期アクセスが開始された『Blazing Sails: Pirate Battle Royale』について生の内容をお届けしたいと思います。


『Blazing Sails: Pirate Battle Royale』とは
本作は最大16人参加できる海賊バトルロイヤルです。プレイヤーは1チーム最大4人でひとつの船を操りながら他のプレイヤーと戦い、最後の生き残りを目指します。島を巡ってランダムに落ちている武器やアイテムを拾う、時間で狭まる戦闘エリアなどの昨今のトレンドであるバトルロイヤルゲーム要素は抑えながら、チームで協力して船の操作を行うシステムを組み合わせた一風変わった作品です。


シンプルながら幅広い戦術の海戦やスピーディーなゲーム展開、見た目のカスタマイズなど何度プレイしても飽きさせない要素が多数用意されています。

『Blazing Sails: Pirate Battle Royale』の実内容に迫る!
本作の基本的なルールは「安全エリアを目指しながらチームを強化して最終的に勝利する」ことです。プレイヤーたちは初期に指定した島でまずアイテムを拾い、戦闘エリア外より迫る「デッドゾーン」から逃れつつ移動し、新たな島を探索したり道中見つけた敵船との海戦を繰り返していきます。

船がデッドゾーンにいる場合は一定時間ごとに「船へのダメージで穴が開く」「海上の船員にダメージ」といったペナルティを受けます。ダメージは極端に大きくないですが、船や人の回復に貴重な資材を使わざるを得ないのでなるべく避けたいところです。



すごくわかりやすいデッドゾーンの危険そうな表現
船のコントロールは操舵と操帆で行います。帆は開き方や風にあわせた角度調整で大きく速度が変わります。船がダメージを負ったときには船体に穴が空き、水が流れ込んできます。一定量以上水が入り込むと船が沈んでしまうため、穴を塞ぐ修理やポンプによる排水なども船員の大切なお仕事。なお、それぞれの操作は担当などがあるわけでないので、リングメニューなどを用いてコミュニケーションを取り、手分けして仕事を行うのが勝利のポイントです。

そして船の仕事は協調性がなによりも大切。海戦も、操船も、スタンドプレーでは決して勝利にたどり着けない作品だと考えてください。


島を巡ってアイテムを集めろ!万能テレポーターがすごい
プレイヤーは初期状態で船の資材なし、近接武器のみという非常に貧弱な状態で始まります。まず、最初の島でやることは船用の砲弾や木材の資材集めとプレイヤー自身の強化です。本作のアイテムは他のバトルロイヤルゲーム同様、マップ上にランダムで配置されています。

資材は「?」と書かれた木箱を壊すことで獲得可能なほか、運が良ければ島の中で大砲や舵など船のアップグレードを獲得することもあります。特に大砲の数を増やす「旋回砲」は単純に攻撃力と手数を増やすため必須とも言えるアップグレードです。


叩いて壊せば資材がたくさん。
拾った資材は船に納めることでチーム共有アイテムに。
プレイヤーの武器には手持ち大砲やクロスボウの「メイン」、フリントロック銃などの「サブ」、割れた瓶やカットラスなどの「近接」が存在。体力を回復するためのアイテムも存在しています。メインとサブ武器は弾薬も別途必要です。個人的には、銃よりもクロスボウのほうが当てやすい印象をうけました。また、レアな武器として範囲攻撃の魚を発射する銃なども存在します。



探索に便利な本作の特徴的なシステムとして「テレポーター」があります。これは自分の船にいつでもワープできるというシステムで、島にある施設によっては遠く離れた島へワープして物資探索も可能です。テレポーターのおかげで離れた島の探索ではぐれる心配もなく、海上に漂う宝箱を拾いに気軽に船を離れることできます。チーム全員で船の操作というゲームの重要な根幹を失わず、自由な行動を可能とする優れたシステムです。



割とかっこいいテレポート用謎アイテム。ワープ用スポットだと読み込みが早い。
さて、資材を集めて船を強化し、チャンピオンを目指す準備が整ったところでいよいよ戦闘です。


レアアイテムがたくさん手に入る宝箱もマップに存在しています。
海賊ならばやっぱり海戦!敵船に乗り込め!
本作の船には甲板側面に各2基ずつの大砲が用意されています(アップグレードで大砲を増やすことも可能)。砲弾にはいくつか種類があり、通常の「砲弾」や高威力の「重い砲弾」のほか、当てることで攻撃不能や行動停止のデバフを与える特殊砲弾もあります。プレイヤーが一度に砲弾を持てる量には限りがあるので、的確な判断とチームプレイが必要です。



本作の海戦で砲撃と同様に重要なのが相手の船に直接乗り込む「移乗攻撃」です。どれだけ砲撃しても修理に徹されるとなかなか沈めることができない本作。あまり時間をかけるとエリア縮小や他のプレイヤー船の襲撃などの危険性が高まるため、一気に相手の船員を倒して敵を減らすことが勝利のポイントです。また、相手船に乗り込んだ場合は船室にある「栓」を抜くことで一気に相手の船にダメージを与えることもできます。

なお、本作では死んだ船員は「船が沈まない限り時間でリスポーン」する仕様です。つまり、どれだけ劣勢でも諦めずに船を修理し続ければ仲間の復活による大逆転を起こす可能性もあり得るのです。もちろん砲撃と移乗攻撃が同時に来た場合はなす術もありませんが……。

修理中の敵船員はぜひ倒しましょう

理想の海賊船や海賊スタイルを作ろう!
本作には見た目を変更できるカスタマイズアイテムが多数存在します。カスタマイズできるのは自分の船とキャラクターで、船なら帆の紋章やランタンのデザインなど、キャラクターなら腕やヒゲなど多くの部位をアレンジできます。なお、女性キャラクターも登場予定ですが現段階では未実装です。


増えたアイテムはSteamのインベントリに追加されます。最初にゲーム起動したら11個増えて驚いたスクリーンショット。
アイテムは戦闘終了後にランダムで獲得可能。見た目アイテムなのでもちろん性能には変化はありませんが、初期で体のサイズとカラー程度しか変更できない本作ではコスメティックは個性を主張する大切な要素でもあります。


ここまで紹介してきた『Blazing Sails: Pirate Battle Royale』ですが、一風変わったバトルロイヤルゲームでありながら良くまとまっているゲームと言った印象です。「お宝探し」としての島探索と「海戦」としての戦闘がそれぞれ海洋アクションゲームとして成立しており、また操作もわかりやすいのが非常に好印象。最大16人というプレイヤー数もゲームの展開を長くしすぎない絶妙なバランスを感じます。


意味ありげなスポットも存在しています。観光もわりと楽しい。
ただし、現状プレイヤー数が多くないという問題点があります。特にアジア圏のサーバーはほとんど存在しない寂しい状態です。幸い本作はかなり動作が軽く、アメリカサーバーでも大きくラグが生じていないためプレイに支障はありません。早期アクセス開始から現在までのユーザーレビューは「非常に好評」を維持しているため、今後のユーザー増加に期待したいところです。

早期アクセスの現在は、マップは時間が異なる1種類のみ、船もブリガンティン1隻のみです。今後はマップ内の島の種類や船の増加、カスタムサーバーやコントローラーサポートなどが予定されています。

同じ海洋アクションである『Sea of Thieves』と比べると、いくつかの船の操作が簡略化されるなど、冒険よりは戦闘に重きを置いていることもあって若干カジュアルな印象です。雰囲気も良く一戦が20分ほどで決着のつくことが多い本作。海賊好きや帆船操作が好きな方は是非遊んでみてください!

船首に爆弾をくくりつけて特攻も可能!
タイトル:Blazing Sails: Pirate Battle Royale
対応機種:PC(Steam)
記事におけるプレイ機種:PC
発売日:2020年9月10日
記事執筆時の著者プレイ時間:4時間
価格:2,570円




「爆速プレイレポ」ではハードコアゲーマーなライターから読者に向けて、新作タイトルの生の内容を伝えるプレイレポートをお届けします。対象となるタイトルは、執筆時点で発売48時間内の新作、かつAAAからインディーまで、ジャンルやプラットフォームを問わず「読者が気になるだろうゲーム」もしくは「ハードコアゲーマーのアンテナが反応するゲーム」です。

性質上、本企画においてはゲームの評価や採点は行いません。ストーリーなどの「ネタバレ」も軽度な内容に留まることが殆どです。また、記事執筆にはデベロッパー/パブリッシャーからプレイレポート用として提供されたゲームソフトが含まれる場合もあります。プレイ時間自体も基本的には短い段階での執筆となります。

なお、マルチプラットフォームで展開されている作品においては、対応している機種のうちのひとつのエディションのみをプレイしています。そのため、本文内でプレイした際の使用機種についても明記しています。