今回取り上げるのは発売から15周年の節目を迎える『大神』です。2006年にPS2で登場して以降、新ハード登場のたびに移植されてきた問答無用の名作です。オリジナルのパッケージには木村圭吾氏による桜の日本画が使われており、現在作品は桜アートホールに所蔵されています。『大神』は2つギネスレコードを保持していて、その片方はLeast commercially successful winner of a Game of the Year award(商業的に最も成功しなかったGOTY受賞作)という何とも不名誉なもの。実際、クローバースタジオは僅か3作品で解散してしまいました。とはいえ、今もなお愛され続けるタイトルであることに変わりはありません。いつでも何度でも、アマテラスとイッスンの大冒険は世代を超えて輝き続けるでしょう。練習問題の解答人間の身体を機械に代替していった場合、人間存在の核心や境界線がどこにあるのかが分からなくなる。究極的には草薙素子のような完全義体化も可能ですが、残っている僅かな脳が人間なのか、ネットに拡散した意識は本人と同一と言えるのか、提示された謎は今も深まるばかりです。ローカライズを味わう:日本の名前は呼びづらい?英語版『大神』のキャラクターは一部を除いてほとんどが「Waka」「Nagi」「Nami」と短い名前に変更されています。中には「Mushi」「Rao」など元の意味からすると少々違和感があるものも。この変更は、日本語と英語における音節の使い方の違いによるものと思われます。本作のキャラクター名はカタカナ4字が多いのですが、普通の発音だと母音4つ、つまり4音節で読むことになります。これは英語話者にとって不慣れなものなのです。日本語の発生は基本的に子音+母音で、短い母音を数珠のように繋げて話します。一方英語の場合は子音+母音+子音で、母音を長めにすることが多いです。そのため外国人が日本語を言うとやや間延びしたり、日本人のカタカナ英語という現象が起きます。そして英語圏の名前は3音節までのものが多いので、それより多い4音節は長く感じ、親しみやすい呼び名にしづらいのです。後半にはアイヌ文化を基にしたエリアが登場し、そこでの名称は「Wep'keer」「Samickle」スペリングが違うものになっています。カタカナ表記よりもより異邦感が強いですね。ニホンオオカミと狼信仰狼は古来より、強さや脅威の象徴として扱われてきました。日本でも同様に、強い霊力を持つ動物として神話や伝承の中に登場しています。馬の産地では産駒を襲う害獣でしたが、農作物を荒らす鹿や猪を減らす守り神として崇められてきました。ニホンオオカミは他の地域のオオカミに比べてかなり小さく、中型犬と同じくらいのサイズでした。アマテラスよりも一回り小柄でしょうか。ヤマイヌとも呼ばれますが、外から人間が持ち込んだ家畜の犬とは違う種類になります。日本神話に登場する狼は「大口真神」で、ヤマトタケルの道案内をして助けたとされています。狼信仰の総本山である三峯神社、武蔵御嶽神社はこの大口真神を祀っており、周辺の秩父・奥多摩では「おいぬ様」として親しまれています。近年ではペットの犬にも御利益があると言われ、愛犬家の人気スポットとして賑わいを見せています。大口真神は『仁王2』でも守護霊として登場し、盗難除け、火難除けの守り神との説明があります。これは江戸時代に番犬が多く飼われ、泥棒や小火をいち早く察知したことから、その神である大口真神の利益となっていったからです。明治に入ると、ニホンオオカミは絶滅へ向かい始めます。西洋と同様に森林の開拓が進むにつれて、人間を襲ってくるオオカミは邪魔者とされました。さらに狂犬病の流行、「虎狼狸」に血肉が効くという迷信での乱獲など、いくつかの理由から国を挙げてオオカミの抹殺が図られました。1905年の捕獲例を最後にニホンオオカミの生存確認はなく、現在は絶滅種と認定されています。ただし、本当にいなくなったことを確定するのは非常に困難であり、調査の入らない山奥で生き残っている可能性も否定できません。ですが、時折報告される目撃例は夏毛の狸の見間違いなどがほとんどであり、確実な手がかりは未だに発見されていません。もしそれらしき生物を目撃した場合は、尻尾の部分をしっかりと撮影してください。オオカミの尾の付け根には「スミレ腺」というフェロモンを出すところがあり、黒い点の有無で犬とオオカミを見分けられます。日本の森林面積は国土の6割を占めているので、もしかしたらまだどこかにいるのかもしれません。たぶん。覚えておきたい英単語Divine Instrument:神器Rosary:勾玉Celestial Brush Techniques:筆しらべRejuvenation:画龍、再生Deluge:恵雨、洪水、豪雨Astral Pouch:異袋Tube Fox:管ギツネCanine Warriors:八犬士Molsters:土竜愚連隊Poncle:コロポックル練習問題海外にあるニホンオオカミ標本3点の所蔵先を答えなさい。血肉が霊薬の材料になると信じられてきたため、残存しているニホンオオカミの標本はとても貴重で、国内で常設の剥製展示を見られるのは国立科学博物館のみです。海外に持ち出された経緯にはある有名な人物が関わっているのですが、それも併せて探してみてください。