最新ゲームが毎日大量にリリースされる昨今。メーカーやストアのゲーム紹介だけでは「どんなゲームかわからない!」とお嘆きのGame*Spark読者も多いのではないでしょうか。そこで“なるべく早く”ゲームの生の内容をお届けするのが本企画「爆速プレイレポ」となります。今回はLive Wireとアドグローブが開発を、Binary Haze Interactiveがパブリッシャーを担当し、2021年01月21日にSteamにてPC(Windows)向けに早期アクセスリリースした、ダークファンタジーメトロイドヴァニア『ENDER LILIES: Quietus of the Knights』について生の内容をお届けしたいと思います。『ENDER LILIES: Quietus of the Knights』とは?死の雨の呪いによって生きとし生けるもの全てが死に絶えたか、または異形の姿になって跋扈している「果ての国」が本作の舞台。長い眠りから目覚めた主人公である少女リリィは、変わり果てたかつての王国に一体何が起こったのか確かめるため、真相を求めて死と隣り合わせの探索を始めます。基本操作についてですが、本作は2D横スクロール型アクションのスタイルを取り入れており、簡単な操作で移動や攻撃を行うことができます。その操作系はキーボードとコントローラのどちらかを選択可能で、筆者はPS4コントローラを接続しています。こういう重苦しい雰囲気のダークファンタジー大好きです。さっそくやってまいりましょう。本編開始、操作に慣れよう荒れ果てた部屋の祭壇(?)で目覚めた純白の少女、何者かの呼びかけであたりを見回すと、なにもないところから黒衣を纏った騎士が現れました。騎士の肉体を持たない霊体のような状態に驚き、さらに状況が飲み込めず固まっていると、彼がいくらか説明はしてくれます。とはいえ「お前も記憶を失っているのか」という言葉から、どうやらお互いに似たような事情なのかもしれません。ここに閉じこもっていてもしょうがないので移動開始。画面表示は左上にある数字の「1」が主人公のレベル、隣の白いバーが体力ゲージ、その下に並ぶ3つのシンボルが回復の残回数です。回復するごとにシンボルが1つ消費されます。右上にはマップがあり、ボタン操作で表示のオンオフを切り替えることができます。左下は現在装備しているスキルです。画像にもある通り、少女自身は攻撃を行うことができないので、代わりに黒衣の騎士に行ってもらいます。そう、スキルとは彼が行う攻撃のことであり、アイコン下部に表示されているのは使用回数。彼は基本攻撃を担当してくれるため無限に使用できます。複数の敵もまとめて切り払うことが出来るため、オーソドックスに使い勝手が良いのが持ち味。ちなみに敵を倒すと赤い経験値がたまり、画面左上の表示のように徐々にゲージが赤く埋まっていきます。上端まで埋まるとレベルアップし、攻撃力などが上昇します。ちなみにこれらの異形の敵たちは、もともとは人間で、死の雨による穢れを受けて不死性を手に入れたものの、最終的に絶えきれず狂ってしまい、穢者(けもの)に落ちぶれた成れ果てです。どこもかしこも穢者ばかり……啓蒙も高そうな世界観ですな。そう、この世界観……物凄く重く、そして苦しい雰囲気ですがどこか綺麗なんですよね。BGMの塩梅も耳に心地よく響きます。ちなみに本作の全楽曲はアニメ「ゴブリンスレイヤー」でもお馴染みの音楽グループMiliが担当しています。ところでいくつかのエリアにはセーブを行えるレストポイントがあります。要はチェックポイントですね。ここでは騎士さんを始めとする攻撃用のスキルや選択や強化、ステータス向上系レリックの装備が可能。ストーリーの途中からは、ファストトラベルも可能になり、これまで訪れたことのあるレストポイント全てに移動できます。強敵!ボス戦では間合いが命!マップは上下にもエリアは続きますが、全体的に見れば横長に広く、しばしば現れる行き止まりの部屋にはボスがいたりします。今回はボロボロの修道服に身を包んだ女性型。鉄球を下げて何やら潰すだの何だの物騒なことを呟いています。潰して潰して潰して、ピンク色の肉塊に変えてやりましたぞ!……違う作品ですね。ともあれ振り回される鉄球攻撃から距離を保ちつつ、黒衣騎士さんのスキルで切っ先を当ててHPを削っていきます。敵は体力以外にガードゲージ(?)めいたものも持っており、攻撃を当て続けてそれをゼロにすることで本体に隙が生じ、大ダメージを与えることができます。雑魚敵も同様ではありますが、こちらの攻撃力が基本的に上回っているためゴリ押しで体力ごと削り取ることが可能ですね。なんとかあともう一息のところまで追い詰めることができました。こちらも残り回復可能数はゼロ、肌がひりつくような緊張感のある戦いです。って、なーーーーー!?こいつケモノに変身しやがった!(※他作品です)圧倒的な化物パワーにより一瞬で蹂躙されてしまった主人公。ゲームオーバーです。リリィが力尽きると、彼女が最後にセーブしたレストポイントで復活します。取得した経験値やスキル、重要レリックは据え置きなので死亡ペナルティはそこまで重くなく、気軽に再チャレンジができるのが良いですね。先程の戦闘でコツを掴めたので今度は瞬殺できた2回戦目。倒した穢者に触れて浄化することで彼らの魂を救済する……それが白巫女であるリリィの能力であり役目でもあります。浄化すると、穢者たちの生前の記憶がムービーで流れるのですが……いやどれもこれも救いがなさすぎて胃もたれしますよ……みんな希望を捨てず生きる願いを強く持って死の雨に抗っていたのに……。ボスを倒すと、黒衣の騎士さんと同様に攻撃スキルとしてストックすることが可能になります。またパッシヴスキルとして二段階ジャンプなども解放されたり。待機中またはレストポイントでは黒衣の騎士さんなどの装備中のスキルが姿を表します。探索中に突然現れるボスキャラ他にもエリアを探索しているとボスキャラが現れることがあります。強敵から比較的簡単なものまで相手の強さは様々。例えばこの画像はどうみても異形のナメクジですが表記が「崖の村の少年」という勘弁してくれよと言いたくなる名前。いけ!シーグリッドさん!低レベルでも苦戦すること無く倒せるので、割と手軽に新しいスキルとして習得できます。なかには現在のレベルやスキルでは太刀打ちできない強力なボスもいます……こちらは老戦士ゲルロッド。大振りな攻撃で避けやすい反面一発が重く、衝撃波も発生するため近〜中距離はなかなか危険な位置。攻撃を仕掛ける適切なタイミングと繰り出される技の見極めが大変重要になります。おそらく達者なプレイヤーの皆様は簡単に倒せる相手かもしれませんが、筆者はご覧の通りむしろ軽やかに死をお届けされました。「技量が足りないのならキャラを鍛えれば良いじゃない」ということで、ここはひとつ他のエリアを回ってリリィ嬢のレベルアップを行おうではありませんか。このようにマップに表示されるエリアは色などで分類されており、赤点の先には未探索のエリアが繋がっているので、ちょっと足を伸ばして参りましょう。道中で出会ったボスを倒してレベルアップ、新しいスキルも手に入れたので、先程さくっと殺されたボス「老戦士ゲルロッド」に再戦しましょう。死倒せない時は急がば回れいやーまったく勝てない、瞬殺される。仕方がないので別のエリアにやってきました。ここはかつて魔女達が住んでいた森で、今や彼女たちの成れ果てである異形がそこかしこで手ぐすねを引いています。異形へ落ちぶれた存在ではあるものの、女性的フォルムが魅力的たまにこのようなダメージを受けてしまうエリアギミックもあるので注意しつつ探索しましょう。最深部にはボスキャラの魔女がいました。老戦士のボスに勝てないから違うエリアで現実逃避しようとしたのに、結局ボスと戦うというこの流れ。逃れられない運命を感じます。一度敗北したもののレベルを上げてなんとか辛勝。このあと流れるムービーから、このかつては魔女だった異形も悲しいストーリーを背負っていることがわかります。本編開始時点で国が滅んでいるわけですから当然といえば当然ですが、登場するキャラクターはおしなべて話に救いがありません。悲しいですね(本音:大好き)ともあれ魔女をスキル攻撃にセットすると3段階の魔法弾で遠距離攻撃ができるようになりました。この弾はやや追尾性も有しており、敵に向かって撃てば、よっぽど接近していない限りたいてい当たります。この力を持って老戦士に再挑戦です!!勝てねえ……。アイニィドモアパワァー……(DMCバージル風に)腹いせに別のマップ攻略中、行きがけの駄賃とばかりに切った穢者の首なし騎士が新しいスキルをくれました。タイミングよく発動することで相手の攻撃を弾き、カウンターで大ダメージを与えることが可能になります。これはまさに老戦士に対して特攻になり得るスキルです。さっそく積年の恨みを晴らしに参りましょう。おお!六角形のタイルが球状に展開されるバリアが敵の攻撃を弾きました!いける!あとは遠距離からちまちま魔法弾当てていけば勝てますぞ……てますぞ……ますぞ……(断末魔)振り出し!構うこたあねえ!さらに探索して被ダメージ減少のレリックも手に入れました!雑魚敵を狩り尽くしてレベルも20まで鍛え上げました!勝てませんでした!!おわりに念の為、この勝てない理由を説明しますと……別に敵が理不尽な挙動をしてくるとかいう訳では一切なく、ただただ筆者のプレイが下手で、相手の攻撃タイミングと悪い意味でベストに噛み合ってしまい苦戦しているというしょーもないオチ。考え出すと余計にドツボにハマってしまい即死という、むしろ初見が一番体力を削っていたような気さえします。今回の記事執筆後も引き続き挑戦を続けます。ただ別にこのボスに手こずっているせいでストーリーが詰むかと言うとそうでもなく、別のエリアを探索して他のボスを倒すことも可能。上記でも触れたとおり実際、森に潜っていき魔女の異形をしばいてきました。こういった選択肢のあるプレイ体験はストレスが無いので良いですね。繰り返しになりますが、暗く重苦しいながらもどこか美しい世界で、歯ごたえバッチリな戦闘が楽しめる本作。気になる方は少し触れてみると良いかもしれませんね。タイトル:『ENDER LILIES: Quietus of the Knights』対応機種:PC(Windows)記事におけるプレイ機種:PC(Windows)発売日:2021年01月21日記事執筆時の著者プレイ時間:3時間価格:2,178円