最新ゲームが毎日大量にリリースされる昨今。メーカーやストアのゲーム紹介だけでは「どんなゲームかわからない!」とお嘆きのGame*Spark読者も多いのではないでしょうか。そこで“なるべく早く”ゲームの生の内容をお届けするのが本企画「爆速プレイレポ」となります。今回はNeocoreGamesが2021年1月26日にSteamにて早期アクセスを開始した、タクティカルRPG『King Arthur: Knight's Tale』について生の内容をお届けしたいと思います。『King Arthur: Knight's Tale』とは?今やドラマやアニメ、ゲームなど様々なメディアで取り上げられてきた「アーサー王物語」。本作もその名の通り、伝説を題材にした作品なのですが主人公はアーサー王その人ではありません。かの伝説では裏切り者として有名で、カムランの戦いにて自らの命と引き換えにアーサー王に致命傷を与えたとされるモルドレッドを主人公としています。もちろんモルドレッドは美少女ではなくおっさん本作の舞台は、カムランの戦いにて致命傷を負ったアーサー王が療養したとされる伝説の島アヴァロン。しかし本作では、復活したアーサー王は不死となり狂気に駆られアヴァロンを地獄のような場所へと変貌させてしまいました。そんな中、モルドレッド自身も復活を果たしアーサー王を殺してこの惨劇を終わらせるために立ち上がります。『King Arthur: Knight's Tale』の実内容に迫る!ゲームを開始すると聖域と呼ばれるどこか陰鬱とした雰囲気の場所からはじまります。湖の乙女の力によって復活したモルドレッドは彼女の進言により、円卓の騎士を集めることとなります。しばらく進むとこの場所の守衛が襲いかかってきて戦闘がはじまりました。戦闘システムは一般的なタクティカルRPGと同様、ターン制でアクションポイントを消費して移動やスキルを発動し敵を全滅させることが目標です。キャラクターにはそれぞれ緑色の活力ゲージとオレンジ色のHPゲージがあり、HPゲージが削れたあと活力ゲージもなくなると死亡します。守衛を倒すと牢獄にたどり着きました。少し進むと奥の牢屋から助けを求める声がし、話しを聞くとどうやら彼は円卓の騎士の一人のケイ卿であることがわかりました。彼によるとこの恐ろしく変貌した場所はかつての栄光の城キャメロットでした。モルドレッドは助力を条件にケイ卿を助け出し、先へと進みます。いくつかの戦闘を突破し王の謁見室へとたどり着いた二人はそこでかつて騎士であったテウェリン卿と呼ばれる人物に出会います。彼もまたアーサー王同様に不浄の力に飲み込まれその姿を異形の者に変えていました。テウェリン卿を倒したモルドレッドは、このキャメロット城において王として君臨するか決断を迫られることになります。本作ではプレイヤーの行動や選択がゲームプレイと物語に影響を与えます。行動の結果は全て「モラリティチャート」に反映され、方向性によって固有の能力と英雄たちが解放されていきます。民主的な支配者から君主的な暴君へと変わることもあり、また古き神を信仰するか新興宗教に乗り替えるかも重要な決定となるようです。新国王モルドレッド誕生!新たな王になることを選択したモルドレッドは、廃墟となって荒れ果てたキャメロット城を再建することに。そのためにはお金と資源が必要になります。モルドレッドは堕落した騎士によって占拠された村キングストーンに赴き、村を救うついでに村人達を労働力として手に入れることを画策しました。ミッションへと向かう前のアドベンチャーマップ上では城の再建や施設の利用、英雄たちの装備やスキルをチェックすることができます。手に入れたアイテムの装備やセーブもこの画面でしかできないので注意が必要です。キングストーンに到着したモルドレッドはそこでバラン卿に出会います。村人達を救いたいバラン卿と人材を確保したいモルドレッドの利害が一致し共闘する展開になりました。また少し進むと、伝説上では「聖杯のヒロイン」とも呼ばれる弓使いのディンドランと遭遇。彼女に歩く盾呼ばわりされながらも、一行に4人目の仲間が加わりました。本作に登場する英雄たちにはディフェンダー、チャンピオン、マークスマン、ヴァンガード、アルカニスト、セージの6つのクラスが実装されています。それぞれの英雄には個性や目標、ライバル関係といった特性がありプレイヤーの決断によって共闘することもできればパーティを離れてしまうこともあるようです。敵のリーダーを倒し村を解放したモルドレッドは、手に入れたお金と資材でキャメロット城の復興にとりかかります。敵の子分を生かすか殺すかの処分も迫られるキャメロット城では必要な資源を消費することで便利な各施設を建設することができます。早期アクセスの現段階で開放できる施設は、「病院」「大聖堂」「商店」の3つとなっています。商店はアイテムの売買を行うことができ、戦いで負った怪我や減少した活力は病院と大聖堂で治療することができます。戦闘で負った怪我、病気、呪いの治療には時間がかかります。治療を行うにはミッション数回分に渡り、それぞれの英雄を預けておかなければならないのでその間戦力が減少するので注意が必要です。ここまでプレイしてきましたが、なんと現段階で遊べるメインミッションはここまでとなります。もちろんメインミッション以外にもサブミッションも存在します。しかし、どれも似たような内容となっており代わり映えしない印象でした。戦闘の難易度は通常のタクティカルゲームより高くやりごたえがあるでしょう。しかしチェックポイントはなく、ある程度の戦闘を繰り返す必要があるミッション中にセーブが出来ない仕様で、敗北した場合アドベンチャーマップからやり直すことになるのでその点でストレスを感じることもありました。一度クリアしたミッションにもう一度挑むということもできず、パーティのレベリングや装備の拡充、資源の調達に困る場面も多いです。開発によるとローグライクにひねりを入れた作品になっているようで、失敗して巻き戻すのではなく決断に対処するスリルを楽しんでほしいとのことです。モラリティーチャートの変遷や、キャメロット城を拡張していくシミュレーション的要素はよくできており、現段階では実装されてない施設も多いですが今後も期待できる部分でしょう。早期アクセスと現在のボリュームで3,600円というのはかなり強気な設定ですが、アーサー王物語を題材とした構成はよくできており、それらの伝説が好きで値段に納得できる場合はプレイしてみてもいいかもしれません。タイトル:King Arthur: Knight's Tale対応機種:PC(Steam)記事におけるプレイ機種:PC発売日:2021年1月26日記事執筆時の著者プレイ時間:4時間価格:3,600円

「爆速プレイレポ」ではハードコアゲーマーなライターから読者に向けて、新作タイトルの生の内容を伝えるプレイレポートをお届けします。対象となるタイトルは、執筆時点で発売48時間内の新作、かつAAAからインディーまで、ジャンルやプラットフォームを問わず「読者が気になるだろうゲーム」もしくは「ハードコアゲーマーのアンテナが反応するゲーム」です。性質上、本企画においてはゲームの評価や採点は行いません。ストーリーなどの「ネタバレ」も軽度な内容に留まることが殆どです。また、記事執筆にはデベロッパー/パブリッシャーからプレイレポート用として提供されたゲームソフトが含まれる場合もあります。プレイ時間自体も基本的には短い段階での執筆となります。なお、マルチプラットフォームで展開されている作品においては、対応している機種のうちのひとつのエディションのみをプレイしています。そのため、本文内でプレイした際の使用機種についても明記しています。