最新ゲームが毎日大量にリリースされる昨今。メーカーやストアのゲーム紹介だけでは「どんなゲームかわからない!」とお嘆きのGame*Spark読者も多いのではないでしょうか。そこで“なるべく早く”ゲームの生の内容をお届けするのが本企画「爆速プレイレポ」となります。今回は2021年2月19日に、RebellionよりSteam版がリリースされた『Zombie Army 4: Dead War』について生の内容をお届けしたいと思います。『Zombie Army 4: Dead War』とは1940年代のヨーロッパを舞台に、ヒトラーが呼び出した恐怖のゾンビ軍団に対抗するレジスタンスの戦いを描いた協力型TPSシリーズ最新作。2020年2月にEpic Games ストアにて時限独占配信された同作のSteam版となり、すでに配信されている2つのシーズンパスやDLCも同時リリースされています。本シリーズは、開発を手がけるRebellionの代表作『Sniper Elite』のスピンオフとして誕生。弾道計算や狙撃時の"X線キルカメラ"演出など、制作陣の持ち味を活かしつつ大量のゾンビと戦うシューターとしての独自路線を歩んでいる作品です。シリーズ最新作では、キャラクタースキルや武器アップグレードなど、カスタマイズ要素が大幅にパワーアップ。プレイすればするほどゲームはより深く、より凶悪なゾンビ軍団との戦いを楽しめます。豊富なゲーム内チャレンジや「ホード」モードなども用意されています。『Zombie Army 4: Dead War』の実内容に迫る!前作『Zombie Army Trilogy』最終章で、この"死人戦争"の元凶である恐怖の存在「ゾンビヒトラー」を倒したレジスタンス。しかし、依然としてゾンビたちの勢いは衰えることはなく、平和が訪れることはありませんでした。物語は、死人戦争の英雄部隊の一員である主人公が、イタリア・ミラノにあるレジスタンス基地に帰ってきたシーンから始まります。ミラノ基地は、ゾンビの襲撃や頻発する地震の影響により、本部から撤退の指示がくだされています。プレイヤーも撤退準備(検査など)をするため基地内を移動しながら、道中で狙撃やアップグレード、回復キットなどゲームの基礎を学ぶことになります。

完璧な導入
その後、脱出用の駅に「ゾンビ満載の列車」が突入してきたことで状況は一変。プレイヤーは、エリアの安全を確保するためにゾンビを一掃することになります。ここから、再び人類vsゾンビ軍団の本格的な戦いが始まるのです。
4度目の人類vsゾンビ開戦!
狙撃!銃撃!踏みつけ!ゾンビ共を蹴散らし進め!本作のミッションは、いくつかのチャプターがそれぞれセーフルームで区切られている『Left 4 Dead』のような形式。プレイヤーはゾンビを蹴散らし、ステージ内で発生する防衛やアイテム探索などのイベントこなしながらゴールを目指すことになります。目標になる場所へはマークが付くため、ゲーム内で迷うことはないと思います。プレイヤーには、体力とスタミナが設定されています。スタミナはダッシュのほか、スナイパーライフルで狙撃時に弾薬の流れを可視化する「フォーカス」機能を使用時に減少。本作では遠距離狙撃時にかなり弾道が落ちるため、フォーカスは命中率上昇に繋がる便利な機能です。しかし、フォーカス乱発でスタミナを消費しすぎてゾンビに囲まれないようには注意が必要です。


ゾンビにはヘッドショットや心臓ショットなどの急所への攻撃が有効。弱点以外でも倒せるのですが復活するゾンビもいるため、なるべく確実に頭を砕けば弾薬の節約になります。弾薬はステージ内の物資箱で補給できるほか、弾薬アイコンを付けたゾンビの死体を踏みつけて入手することも可能です。また、ステージ内で拾える手榴弾や地雷などのアイテムもゾンビをまとめて始末できるため有効なアイテムです。本作では、ゾンビを10体以上連続(コンボ)倒すことで、ゾンビに対して「テイクダウン」が使用可能になります。テイクダウンはゾンビを倒しながら自身の体力と弾薬を少し回復する便利な能力です。本作は体力回復する手段が少ないため、テイクダウンはとても重要なシステム。体力が満タンの時にはボーナスライフがつくため、積極的に使用していきましょう。
また、プレイヤーが持つ3種類の武器「ライフル」「サブ武器」「ピストル」で10キルするごとで"武器アシスト"が使用可能。ピストルでは「ターゲットしたゾンビを自動で倒してくれる」などそれぞれの武器ごとに強力な効果を持っています。ゾンビを倒す際には武器を切り替えつつチャージをため、適時使用することで攻略の心強い味方になります。さすがはゾンビ相手のプロとも言うべき多彩なスキルを持つ主人公たち。ここにさらなるカスタマイズ要素が加わり、自分だけのキャラクターが育成可能なのが本作の魅力です。コンボは繋げれば繋げるほどハイスコアに。豊富なカスタマイズでプレイヤー好みの育成!本作はミッション開始前に使用キャラクターと武器種類、スキルを設定可能。キャラクターは4キャラ(DLCでさらに4キャラ)おり、それぞれ「スタミナ消費が少ない」「移動速度が早い」などの能力を持っています。キャラクターごとに挑発ポーズや帽子なども変更できます。


武器は3種類のカテゴリーにそれぞれいくつかの種類があり、弾倉数やダメージなど性能も大きく異なります。特にサブ武器は「マシンガン」「ショットガン」で戦い方そのものが変わるため、まずは最初のミッションを試しながら自分の好みに合う武器を探すのが重要です。好きな武器を見つけ出したら「アップグレード」で改造しましょう。アップグレードでは「燃える弾丸」「電気弾丸」などの能力を付与したり、弾倉数やスコープ倍率などを改造できます。アップグレードには専用のキットと条件が必要で、ポイントの振り直しはできないので注意しましょう。とは言え平均的に強化するか特化するかは、プレイヤーのスタイル次第で問題ありません。ゾンビを殺したい好きな武器を選ぶのが正解です!そのほか、ゲーム内のプレイヤーランクやゲーム内達成状況(〇〇でゾンビを50体殺すなど)によりスキルを解放可能。スキルは攻撃系/防御系/その他のカテゴリーがあり、武器威力増加やテイクダウン条件緩和など、さまざまな種類が用意されています。スキルの解放条件はゲーム内で確認可能なので、取れそうなものは早めに狙っておくといいかも知れません。スキルの中には「仲間を回復する銃弾」などもあるため、ソロと協力プレイで運用を変えるのも大切です。そのほか、一定時間ごとに使える強力な「近接特殊攻撃」も存在しています。キャラ性能やカスタマイズ要素により、シリーズでも大きく「プレイヤーの個性」が出せる作品になりました。恐怖のゾンビ軍団に対処せよ!プレイヤーには頼れる銃があり、強力なスキルもあります。ただのゾンビが群れて襲ってきても基本的には対処は難しくありません(難易度にもよります)。しかし、ゾンビの中には特殊能力を持った恐るべき「特殊ゾンビ」も存在しています。ミッション1で登場するのは、火炎放射器を持ったタフなゾンビ「フレイマー」。単純な銃撃では怯みもせず、こちらに火炎を向けてくる強敵です。ゲーム内の会話でも判明しますが、フレイマーの弱点は背中のタンクです。ただしタンクは数回撃つ必要があるため、フレイマーの接近や他のゾンビに注意しましょう。先のステージでは建物の上を移動しながらこちらを狙撃する「スナイパー」、強力な重火器で襲ってくる「重火器ガンナー」なども登場。また、一般ゾンビの群れに混じって爆発する特攻ゾンビなどもいるので要注意です。多くのゾンビは弱点があるほか、音などで判別も可能なのでなるべく遠距離から対処できるのが生存に繋がります。

なお、ゲーム内ではプレイヤーの腕前に応じた難易度設定が可能。本作らしい難易度設定として「弾道計算」があり、ノーマルでは「重力の影響を受ける」、ハードでは「重力と風の影響を受ける」ようになります。また、ゲーム内に登場するゾンビの登場数もソロ向けから4人向けまで自由に変更可能です。
マップ内を観光しよう!おなじみのホラー要素も本作のステージ内には、さまざまなアイテムやコレクタブル要素が隠されています。大抵は目標から離れたエリアに存在しているため、マップ内をくまなく探索することも重要です。特に武器強化に使用する「アップグレードキット」はほとんど隠されているため、探索はゲームの攻略にも役立ちます。本作のコレクタブル要素としては獲得アイテム「コミック」「文書」と、見つけ出して撃つ必要がある「ゾンビの手」が存在。これらはアップグレードキットとあわせて「ステージ内にいくつ隠れているか」が表示されているため、余裕があれば回収を狙いましょう。スキルを解放することで、文書などが近くにある場合に知らせてくれるようにもできます。また、前作でもおなじみの隠し要素として「ホラー演出」が多数用意されています。ステージ内のそこかしこで「人形が動く」「笑い声が聞こえる」「装置を起動して振り向くと多数の人形が浮いてる」などのギミックがあるのです。これらは攻略には一切関係ない、なんならプレイヤーに危害を加えることもないもの。しかし、本作の大切なこだわりポイントでもあるのです。動くはハサミを落とすわで怖すぎる。ステージ内にはほかにも多くの「遊び心」がそこら中に用意されています。スイッチで煮込まれるゾンビスープのある場所に"DON'T EAT THE SOUP"と書いてあったり、自動販売機はスイッチを押すと中身が出てきたりと、多くのオブジェクトに触れるのです。中にはイベントをこなすことで、帽子などのスキンやアイテムが手に入ることも。
「スープを食べないで」
食べないよ!

非常に細やかに、それでいてどこかユニークなこだわりのある本作の世界観。ゾンビと戦うのも重要ですが、じっくりと観光するのも楽しめますよ。ここまで紹介してきた『Zombie Army 4: Dead War』。シリーズ4作目という安定感と、これまでに無かったカスタマイズ要素による「やりこみ要素」拡大がゲーム全体の質を高めています。過去作に比べて動作全般が軽くなり、ジャンルとしてもよりカジュアルになったため、本作のリプレイ性の高さとも噛み合っています。華麗に複数のゾンビを撃ち抜いたときなどの"X線キルカメラ"演出は非常に爽快。ストーリーもとてもいい意味で「お約束なゾンビ映画感」があり、飽きさせない展開が待ち受けています。さまざまなプレイヤー層向けの難易度設定もあり、ソロからマルチまで楽しめる作品です。
チャレンジなどモードも充実。
ただし、ゲーム本編&DLCを購入すると少々高額。現在はオンラインマッチングもすぐ決まるのですが、長く遊ぶために一緒に遊ぶフレンドがいたほうがいいかも知れません(SteamとEpic Games ストア版のクロスプレイにも対応)。もちろんDLCがなくても本編自体を十分楽しめますのでご安心ください。こういう素敵な武器は欲しくなってしまうなあ……。

タイトル:Zombie Army 4: Dead War
対応機種:PC(Steam/Epic Games ストア)/PS4/Xbox One
記事におけるプレイ機種:PC(Steam)
発売日:2021年2月19日(Steam版)
記事執筆時の著者プレイ時間:7時間
価格:5,150円

「爆速プレイレポ」ではハードコアゲーマーなライターから読者に向けて、新作タイトルの生の内容を伝えるプレイレポートをお届けします。対象となるタイトルは、執筆時点で発売48時間内の新作、かつAAAからインディーまで、ジャンルやプラットフォームを問わず「読者が気になるだろうゲーム」もしくは「ハードコアゲーマーのアンテナが反応するゲーム」です。性質上、本企画においてはゲームの評価や採点は行いません。ストーリーなどの「ネタバレ」も軽度な内容に留まることが殆どです。また、記事執筆にはデベロッパー/パブリッシャーからプレイレポート用として提供されたゲームソフトが含まれる場合もあります。プレイ時間自体も基本的には短い段階での執筆となります。なお、マルチプラットフォームで展開されている作品においては、対応している機種のうちのひとつのエディションのみをプレイしています。そのため、本文内でプレイした際の使用機種についても明記しています。