気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、BackSlash Games開発、PC向けに5月1日に正式リリースされた猫対戦アクション『Kakatte Koi Yo!』開発者へのミニインタビューをお届けします。本作はすべてが猫による対戦格闘アクション。武器には捕まえた魚を使用します。1対1、2対2の対戦が可能なほか、勝利条件も「相手の社に爆弾を当てる」「魚をカゴに入れてスコアを獲得する」「相手の体力をゼロにする」という3つを用意。記事執筆時点では日本語未対応です。『Kakatte Koi Yo!』は、520円で配信中。――まずは自己紹介をお願いします。Backslash Games私たちSophie、Ja'ire、Will、Joshが大学4年生の頃、Backslash Gamesを設立しました。全員が過去に他のプロジェクト経験はあったものの、私たちがチームで取り組んだ初めてのプロジェクトが本作になります。プロジェクト開始から半年ほど経った頃、卒業後も一緒に開発を続けられるよう、インディースタジオを設立しようということになったのです。――本作の開発はいつどのようにして始まったのでしょうか?Backslash Games本作は、大学卒業のため、チームの総仕上げプロジェクトとして始まりました(学生たちが1本のプロジェクトを完成させ、他の学生、教授、企業に披露するというものです)。本作は当初、3週間プロジェクトとして始まり、3週間経ったらそのプロジェクトを継続するか、それとも破棄して一からやり直すか決めていい、というものでした。しかし3週間が経過すると、私たち全員が本作の開発を続けたい気持ちになっていたのです。――本作の特徴を教えてください。Backslash Games本作の開発において、私たちチームにとってとても重要だったのは、オリジナリティがありユニークなゲームプレイを実現することでした。多くの2D/3D格闘ゲームは、異なるアクションを持つ多くのキャラクターたちが登場します。本作では、すべての猫(キャラクター)が同じ基本アクションを持っているという、同ジャンルにおいては珍しいものとなっています。プレイヤーは池で鯉を捕まえ、社でアップグレードする形でアクションを変化させるのです。アクションのアップグレード以外にも、本作のマルチプレイヤーチームバトルモードでは、様々な勝利条件が設定されているのも特徴です。敵の社に爆弾を当てることで勝利したり、相手プレイヤーを倒すことで勝利したり、カゴに魚を入れることで勝利したりできるのです。――本作が影響を受けた作品はありますか?Backslash Games本作のアイデアは、昔のアニメ「エド エッド エディ」のシーズン3第4話を見ていた時に生まれました。2人のキャラクターが大きな穴の上にある丸太の上で、魚を武器に戦うシーンです。私たちは、2人のプレイヤーが魚を剣のように使って戦う格闘ゲームが面白そうだと思ったのですが、すぐに「どうすればそんなシチュエーションになるんだろう?」と考え始めました。しばらくチームで協議したところ、魚を使って戦うのに一番適したキャラクターは猫だと決まったのです。本作のテーマと基本的なゲームプレイが決まると、より洗練させるため、他のどんなゲームを参考にすることができるか調べ始めました。私たちが主にインスピレーションを受けたのは、『Killer Queen』と『Duck Game』という2つのゲームです。『Killer Queen』の様々な勝利条件があるという要素と、『Duck Game』の明るい雰囲気と早いペースのゲームプレイを組み合わせ、楽しくオリジナリティの溢れる新しい2D格闘ゲームを作ることができました。本作のビジュアルは、私たちが日本の景色や建物が大好きなため採用しました。本作のタイトルは開発終盤に決まったのですが、本作の様々な要素を考えればまさにピッタリだと思います。日本語の意味もそうですが、英語の「Cat(かかって)」と「Koi(こい)」がかかっていますからね。――本作の日本語対応予定はありますか?有志翻訳は可能でしょうか?Backslash Games本作にはほとんどテキストがありませんし、開発チームに日本語が流暢な人もいませんので、翻訳にはまだ手をつけていません。もし翻訳についてアドバイスいただける方がいらっしゃいましたら、メールでご連絡いただけると幸いです。 自分たちでちゃんとした翻訳ができる自信はありませんので、素晴らしいコミュニティにお手伝いいただけるのはとても嬉しいです。――新型コロナウイルスによる開発への影響はありましたか?Backslash Games本作の開発は、私たちにとって新型コロナによる影響が唯一なかったもののように感じています。私たちは全員、主な収入源である別の仕事があるのですが、これらは大きな影響を受けてしまいました。しかし、本作の開発は完全にオンラインで行い、コミュニケーションはすべてDiscordとメールだったのです。――本作の配信や収益化はしても大丈夫でしょうか?Backslash Games収益化を含め、私たちのゲームを使ってコンテンツを作っていただくのは大歓迎です。開発チームは皆、他の方が本作をプレイする様子を見るのは大好きで、お褒めの言葉や厳しいご意見からもたくさん学ばせていただいています!――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。Backslash Gamesスタジオ全員から、サポートしてくださった日本の皆さんに御礼申し上げます。今の時期、インディーゲームを作るのは簡単ではありませんので、応援してくださる方々の存在はとても大きいのです。本作のアップデートは今後も続けていく予定ですので、もし読者の方で本作への要望などある方がいらっしゃいましたら、TwitterやDiscordでご連絡ください。――ありがとうございました。◆「注目インディーミニ問答」について本連載は、リリース直後のインディーデベロッパーにメールで作品についてインタビューする連載企画です。定期的な連載にするため質問はフォーマット化し、なるべく多くのデベロッパーの声を届けることを目標としています。既に400を超える他のインタビュー記事もあわせてお楽しみください。