最新ゲームが毎日大量にリリースされる昨今。メーカーやストアのゲーム紹介だけでは「どんなゲームかわからない!」とお嘆きのGame*Spark読者も多いのではないでしょうか。そこでなるべく早くゲームの生の内容をお届けするのが本企画「爆速プレイレポ」となります。今回お届けするのは、2021年5月18日にKoch MediaとBlack Eye Gamesより、PC(Steam)向けにリリースされた『Siege Survival: Gloria Victis』です。なお、本稿は提供頂いたメディア用プレビュー版でのプレイレポとなっております。Siege Survival: Gloria Victis Narrated Developer Gameplay『Siege Survival: Gloria Victis』とはBlack Eye Gamesが早期アクセス中のMMORPG『Gloria Victis』のスピンオフとなる本作は、リアル調の中世ファンタジー世界を舞台に、突如現れた敵、イスミール軍から逃れた民間人となり、落城間近の城内で後方支援をしつつサバイバルするストラテジーゲームです。イスミール軍に城が包囲され、生き残った民間人は籠城戦の後方支援を任された。プレイヤーは、昼間は防衛部隊への食事や武器などの補給をし、夜は城外へ出て侵略された町中を探索、物資の確保を続けながら救援軍の到着まで生き延びるのが目的です。『Siege Survival: Gloria Victis』の実内容に迫る!本作のゲームモードは、大きく分けると「基本」「チャレンジ」「カスタム」の3つ。チュートリアル付きメインシナリオ以外は、最初の1週間を生き延びることでプレイ可能になります。侵略してきたイスミール軍のカルガルドの戦士によって、無残にも侵略されていくエドリングの町、生き残った市民と兵士の籠城戦がはじまります。ゲームのオープニングでは、戦闘のさなか誰を助けるかなどの選択もあります。ただ、オープニングでの選択がどの様に反映されたのかは、ゲームスタート直後では確認できませんでした。オープニングの選択を終えると、イスミール軍の攻撃によって一部が破壊された城内の場面に。チュートリアルでは、はじめに「労働者フリント」を操作していきます。彼の近くにはもう一人、家族を失い絶望する「バートラム」がうずくまっているので、彼に食事を作って元気を取り戻してもらうのが最初の目標。常に左上に目標が表示される仕様です。料理を作るためには「焚火」が必要です。そこで、付近の「がれき」から資材を手に入れて、倉庫の隣接した机で「建設」モードに入り、まず「木挽き台」を作ります。建築物は城内であればどこでも建設できますが、敵の投射物による攻撃を受けやすいオレンジの露呈エリアと、高い城壁に守られたブルーの狭いエリアがあります。重要な設備はブルーのエリアに設置しましょう。木挽き台を建設し、丸太を割って薪を入手、そして「焚火」を設置し準備完了。食事の材料となるものは、「たまご」「野菜」「肉」などいくつかあり、「食事」を作る際は在り物で代用ができます。バートラムにどうにか食事をさせ、そのまま休ませると、守備隊員ガルヴィックから物資の補給の依頼が。矢が必要ということですが、1から作るには何日も掛かるため夜間市街を探索することに……。夜間は、ユニットを1人選んで市街を探索し、資材を集めたり新たな仲間を見つけられます。城から繋がる市街への出入口は、はじめは1カ所ですが探索していく過程で新たな近道を見つけることも。「松明」「シャベル」「武器」を持っていけば探索時に役立ちますが、キャラクター毎に持ち運べるアイテム数が異なるので何を持っていくかは慎重に。占領された城下町では、忍び足と走っての移動ができます。ただし、走ると音が響くため巡回警備している敵に発見される可能性も……物陰に隠れて凌ぐこともでき、この部分は正にステルスゲームです。基本的には城内と同様に点在する「がれき」を漁って資材を集めますが、「緑の感嘆符」に接触することでイベントも発生します。最初のイベントは弓師の工房。守備隊員に頼まれていた矢を店内で手に入れ外へ出ると、弓師の遺体を埋葬しようとする母親に遭遇。ここでプレイヤーは、「埋葬の手伝いをする」か「斧を拾って立ち去る」かの選択を迫られます。選択次第で手に入るアイテムが変わったり、仲間が増える場合もあるので慎重に。必要な物資を集めたら日の出前に城へ戻りましょう。もし敵に見つかってしまうと、次の日の警戒レベルが上がり、巡回する衛兵数が増す事態に。城へ戻れば次の日を迎えます。昼間の仕事は後方支援!2日目の朝を迎えると気落ちしていたバートラムが動けるようになり仲間に加わりました。しかし、朝帰りのフリントは疲労が溜まっているため休ませることに。キャラクターのステータスは画面左下に表示され、「疲れ」「飢え」「渇き」「病気」「怪我」「感情」の状態が変化していきます。状態は4段階で悪化していき、段階を経る毎に作業効率が落ちていくため、彼らの健康管理が非常に重要です。しかし、後方支援が本来の目的であるため、自身の要求以前に、防衛している兵士達の胃袋や装備を満たさなければ、防衛を破られ敗北してしまうことになるでしょう。そのため、防衛部隊の要求も満たすためのリソース管理が非常に重要になってきます。なお、城内では鶏と豚が飼育されています。鶏はタマゴを生み、豚からは肥料となる糞が得られますが、もちろん家畜にも餌が必要です。そして最悪の場合は、家畜を食材にすることも......ただし、家畜の補充できないので決断は慎重に。後方支援の仕事は、食料、水、装備品の修理、武器制作、城壁修理など多岐にわたり必要とする物資も多いです。一方で作業できる人数は少なく闇雲に進めても厳しい状況。そこで各キャラクターの得意、不得意、個性を活かすことで作業効率を上げられます。バートラムは戦闘と建設が得意で、建設時間を短縮できます。フリントは、リュックの容量が多く、回収に長けているので漁るスピードが早い早い。限られたリソースを効率的に活用するには、各建設物のアップグレードが有効です。新しい物を制作できるのはもちろん、少ない資材で多くの加工品が得られる様になります。財政サマリーからいつでも、アップグレードや物資の制作に必要な条件が確認できるので、計画的に進めていきましょう。包囲戦は待ってはくれない何度か書いている通り、プレイヤーの目的はあくまで後方支援。防衛部隊を指揮することはありませんが、包囲戦が始まると石や火矢、腐った牛が城内まで飛んでくるため、隠れる様に指示を出さなくてはなりません。戦況自体は画面上部に表示される勢力メーターで確認可能です。どれだけ貢献してきたが試される場面でしょう。もちろん、こちらもただ戦いが始まるのを待っている訳ではなく、夜間に敵地へ仲間を侵入させ、いつ戦闘が起こるかを把握できます。また、壊れた投石機を修理すれば、反撃も可能です。......ただし、今回筆者はリソース分配が下手すぎたため、投石機を修理する前に敗北してしまいました。探索エリアを広げていこうステルスゲームとも言える夜間パートの城下町は、比較的広く各エリアはロードなしで行き来きできます。ただし、各エリアを繋ぐ通路はがれきで塞がれていたり、カギが必要な扉もあり、簡単には探索エリアを広げていけません。通路を塞ぐがれきには「シャベル」が必要で、基本的にはクラフトすれば入手可能です。巡回する兵士は決まったルートを歩くので、難易度が高い訳ではありませんが、つい物資への欲が勝って朝方まで探索していると兵士に見つかり易くなるので要注意。しかも日が昇ると物陰に隠れらません。3段階の警戒レベルに応じて、各所に追加で兵士が置かれる様になるので探索が難しくなります。どうにもならない時は、防衛部隊に渡す予定の「武器」を拝借し、探索時の所持品に加えることで敵兵士に攻撃可能に。ただし、そもそも戦闘に適していないキャラクターもいるため、返り討ちには注意しましょう。警戒レベルを下げるには見つからない様に探索し終えるか、数日探索を控えれば警戒レベルが元に戻ります。資材確保と人材確保には、夜の探索が必須!見つからない様に気を付けたいですね。ここまでご紹介した『Siege Survival: Gloria Victis』。後方支援の立場で繰り広げられるストラテジーゲームは珍しい内容かと思います。防衛部隊の要求を満たしているだけでは、後方支援部隊が飢え死にし、城内の要求を満たしているだけでは肝心の戦いに敗北してしまう。リソース管理が肝の本作ですが、ストラテジーと探索ステルスゲームの2パートに分かれており、違った意味での緊張感が楽しめるゲームになっています。また日本語の翻訳も不自然さは感じず、すんなりゲームの世界に入っていけるのも本作の魅力です。メインコンテンツ以外にも、チャレンジやカスタムゲームで新たな冒険を作ったりと今後の発展にも注目です。タイトル:Siege Survival: Gloria Victis
対応機種:PC(Steam)
記事におけるプレイ機種:PC(Steam)
発売日: 2021年5月18日
記事執筆時の著者プレイ時間:7時間
価格:2,570円