今回は、Deep Silverから発売された『パスファインダー:キングメーカーディフィニティブエディション』のPlayStation 4版。プレイヤーは、傭兵の一人となり、ストールンランドを盗賊の支配から解き放つため、様々な種族の仲間たちと冒険をするRPGです。

本作は、TRPG『パスファインダーRPG』をベースに作られており、ダイスの出目で行動の成否が決まるなど、TRPGの醍醐味を残しつつも1人でも楽しめるように作られています。

小さい頃からRPGは一番好きなジャンルだったのですが、そのご先祖様ともいえるTRPGはプレイしたことがありませんでした。基本的に複数人でプレイすることが前提のTRPGは、友達が極端に少ない僕には、悲しいかな向いていなかったのです。

ボードゲームを買った時も同じ理由で参加者が集まらず……


その時は、脳内で人格を作り出して遊んでいました。
主人公くん、ちょっと写真と違くない?

本作にはメインストーリー以外にも追加シナリオが収録されているが、今回はメインストーリーをプレイする。

本編開始前に、まずはキャラクターメイキングだ。あらかじめ用意されているキャラクターも選択出来るが、せっかくなので最初から作っていこう。


まずはポートレートを決める。

これは会話時などに表示されるイラストで、僕が選んだのはダンディーなヒゲの青年だ。


そして次は種族や見た目の選択だ。

髪型はモヒカンで種族は人間で……先程選んだポートレートのヒゲダンディーと違って、なんだかやぼったいおっさんになってしまったな。


傭兵の主人公はこれから雇い主のもとに行く……いわば面接だ。こんなことにはならないだろうか。


そしてクラスや能力値の割り振り、善・中立・悪からなる属性を決める。


属性はそのキャラクターの大雑把な倫理観や人生観を表しているようだ。僕ならまあ……悪寄りの中立くらいだろうか。

一般的なRPGのキャラクターメイキングよりも選択項目が多いので、なかなか苦労したな。一部よくわからない項目もあったが、その辺はまあ直感で決めた!


こうしてポートレート詐欺のモヒカンおじさんが完成し、いよいよ本編のスタートだ!

リアルタイム制かターン制かはお好みで!

物語はアルドーリの邸宅から始まる。ストールンランドを支配している盗賊の一味を排除するため、主人公を含む大勢の傭兵たちが集められていた。

ふむ、これだけ大勢居るなら僕のポートレート詐欺も見逃されるだろう。


用意された部屋で英気を養っていたら、邸内に悪党が侵入してきたことを知らされる。

この部屋にも悪党がやってきてバトルスタートだ。


バトルでは、リアルタイムに指示を出す「リアルタイム制」と、じっくり思考を巡らせながら作戦を練る「ターン制」を自由に変更出来る。

戦い方はキャラクターのクラスによって変わるが、基本的には敵の近くに移動してから攻撃を行う。


行動の成否は20面ダイスで出た結果によって決まる。……といっても実際にダイスを振るわけではなく、行動を起こすと自動的に判定されるぞ。

侵入者と戦いながら邸内を進む内に、集められていた傭兵たちと合流し、ともに戦うことになった。


会話中には選択肢が登場し、選んだものによってその後のイベントに影響が出る。

この会話では、タートゥチオに火事場泥棒を唆され、どのような行動を取るかが選択出来る。


選択肢の中には特定のステータスが必要なものもある。


ただ、その特定のステータスは、主人公が持っていなくても、パーティーメンバーが持っていたら大丈夫。交渉事が得意な仲間がいれば会話が捗るぞ。

その後、なんとか邸内の悪党を殲滅し終えた。どうやら集められた傭兵の中に盗賊側のスパイが居るらしい。

容疑者は主人公とタートゥチオの2人。アルドーリの前で釈明する。


タートゥチオが唆したくせに武器庫の窃盗をチクってきた。なんて嫌なやつだ……!


この会話に対して、善・中立・悪のどの選択肢で返答するかで、その後に仲間になるキャラクターが変わるぞ。

結局どちらがスパイなのか判明しなかったが、主人公組とタートゥチオ組の2つの部隊にわけられて任務を遂行することになった。

3ヶ月の期限内に、地域内で略奪を続ける盗賊と、そのリーダー「牡鹿の王」を排除しなければならない。

広大な世界を寄り道三昧!期限を気にしながら……

ここからは自由に行動出来る。任務で指定された場所に行くのも、全く別の場所に行くのも自由だ。

ただ、前述の通り任務には3ヶ月の期限があるので、うかうかしていたらタートゥチオ組に先を越されてしまうかもしれない。

基本的には任務の目的方面に向かいつつ、面白そうな場所があれば寄り道を楽しむスタイルでいってみようか。


移動中はランダムで敵とのバトルやイベントが発生する。

バトルは最大6人まで参加可能だ。


キャラクターごとに得意不得意がある。

近距離が得意な仲間は前線に、遠距離やサポートに秀でた仲間は後ろに下がらせて陣形を組む必要があるぞ。適材適所だ。


仲間が増えてくるとリアルタイムで指示出しするのがかなり忙しくなるので、慣れるまでターン制に切り替えて戦うかな。バトル中でも切り替えられるのはありがたいな。

また、バトルや移動を続けていると、疲労してステータスが低下してしまうので定期的な休息が必要になる。


休憩をするにしても、狩りや料理、周囲の警護など、誰がどの作業を担当するか割り振る必要がある。


キャラクターのステータスによって得意不得意な分野があるので、その作業に適したキャラクターを選ぼう。


旅を続ける内に、立ち寄った場所でサブクエストを受注したり、仲間キャラクターのクエストが発生したりすることがある。

目についたクエストを全てこなそうとしていると、移動にも時間がかかるし、休息するだけでも数時間が経過する。気がつけば1ヶ月、2ヶ月経っていたなんてことも……。


リアルでもおっさんになると時間の流れ、めっちゃ早く感じるよね……。




今後、王国を運営する要素もあるようなのですが、まだそこまでは至ってません。20時間はプレイしているはずなのに……。ボリュームはかなりありそうですね!

テーブルトークRPGをベースにしているだけあって、膨大な量のテキストや練り込まれた設定に目がくらんでしまいました。キャラクターの育成方法を考えたり、広大なマップを探索したり……やりこみ甲斐があります!


その反面、ゲームをプレイする上で覚えるべきものが膨大で、バトルの説明ひとつとってもかなりの情報量です。専門用語も多いので、テーブルトークRPGに馴染みのある人以外はシステムを理解するのに苦労すると思います。

最初から全てのシステムを理解するんじゃなくて、僕のように「まあシステムは追々覚えるだろ!」と気楽にプレイしていれば十分楽しめますよ!

『パスファインダー:キングメーカーディフィニティブエディション』は、PS4/Xbox One/PCを対象に発売中です。

吉田輝和のプロフィール:自画像の絵日記を20年以上書き続けている謎のおじさん。近年、「ちおちゃんの通学路(KADOKAWA)」や「お稲荷JKたまもちゃん(一迅社)」、「からかい上手の高木さん(小学館)」などの人気漫画のモブキャラとして登場しており、これまでアニメ作品に3回登場した。何故こんなに漫画に登場しているのか、描いた漫画家も吉田本人もよくわからないらしい。 最近、『スカイリム』を二人でプレイする絵日記企画「スカイリム二重人格ロールプレイの旅」をはじめた。同企画の最新話通知用Twitterはこちら。吉田輝和個人のTwitterはこちら。